プレスリリース

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ライトアップ木島櫻谷Ⅲ
― おうこくの色をさがしに

開催期間会期

泉屋博古館東京にて、企画展「ライトアップ木島櫻谷Ⅲ ― おうこくの色をさがしに」を2026年4月25日(土)より7月5日(日)まで開催いたします。木島櫻谷の絵画表現の特質をライトアップする展覧会シリーズ「ライトアップ木島櫻谷」のPartⅢ。今回は特に、櫻谷の使用した絵具と色彩表現をライトアップします。時代に応じて色彩の発色の仕方や絵具の質や扱い方の変化を探っていきます。併せて、公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により蘇った作品から、南北朝時代の禅僧の書跡や室町時代の漆工品、さらには櫻谷の写生帖を展示し、文化財修復の最前線を紹介します。

木島櫻谷《燕子花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京

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新着情報

  • NEW 特別展「生誕150年 木島櫻谷」2027年開催のお知らせ
    泉屋博古館東京(東京都港区)と、京都市京セラ美術館(京都市左京区は、2027年6月から、明治から昭和にかけて京都で活躍した日本画家・木島櫻谷(このしまおうこく、1877-1938)の生誕150年を記念し「生誕150年 木島櫻谷」を開催することとなりました。

    展覧会概要・会期などの詳細はこちらをご覧ください。
    https://www.artpr.jp/senoku-tokyo/okoku150

展覧会概要

明治後期から昭和初期まで京都画壇で活躍した木島櫻谷(1877-1938)は、日本画における「近代的表現」を模索する中で、京都派伝統の「写生」技術を活かしながら、着色や墨の発色に工夫をこらしました。
櫻谷が生きた時代は20世紀の美術の変革期を挟んでいますから、自然主義や印象主義に共鳴した様式や画題、そして色彩革命に反応した新しい岩絵具への感化などが、櫻谷の作品にも見いだせます。本展では、櫻谷の使用した絵具と色彩表現をライトアップします。時代に応じて色彩の発色の仕方や絵具の質や扱い方の変化を探っていきます。
大正中期に大阪茶臼山の住友本邸の大広間を飾った「四季連作屏風」を含め、写生帖や本領の花鳥動物画や人物画などを特集して展示します。
また同時開催として、公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により蘇った作品から、南北朝時代の禅僧の書跡や室町時代の漆工品、さらには櫻谷の写生帖を展示し、文化財修復の最前線を紹介します。

展示構成
第1章:色彩の妙 ―櫻谷の色づかいを追う。
日本画を構成する要素として、大きく3つ、「筆法」と「線」と「色」とがあります。これまで「ライトアップ木島櫻谷」シリーズでは、円山四条派の流れを汲む櫻谷の筆法と、今尾景年塾での修練や膨大な量の写生などをとおして培われた櫻谷の線描に着目して、作品を紹介してきました。そしてシリーズ最後となる本展でライトアップするのは「色」。櫻谷作品の色といえば金地濃彩の四季連作屏風をはじめ、大正期の展覧会へ出品された艶麗かつ濃厚な大画面作品などがまず思い起こされますが、ここでは櫻谷が揮う色彩表現の「冴え」が見られる、掛軸などの小画面作品を中心に紹介します。
櫻谷作品に見られる色の構成を分析してみると、櫻谷がどのようなことを意識しながら配色を考え、彩色をしていたのかが見えてきます。それはたとえば、比較的落ち着いた色合いの画面に差し込まれた、はっとするほど鮮やかな群青であったり、淡い色彩で統一されたよそおいの人物が身に着ける、濃艶な赤い下着であったり、同系色でまとめながら、階調を施すことで画面に奥行や変化をもたらしたり。櫻谷が作品に凝らした色彩の妙を紹介します。

第2章:絵具は語る ―大画面に見る櫻谷の彩色表現
櫻谷が活躍した文展や帝展が開かれた会場では、広い空間のなかでも人の目を惹きつけられるように、次第に作品の画面が濃密で華やかな色を使い彩られるようになってゆきました。それと同時に、江戸時代にはなかった新しい絵具の開発・誕生が進み、画家たちは多彩な彩色表現を試みるようになっていきます。
こうした傾向は、明治末から大正期に描かれた櫻谷の作品にもうかがえるもの。濃厚で明快な色彩や新しい岩絵具の使用、さらには西洋絵画のマチエールを意識したような立体的な彩色など、実にさまざまな試みの跡が見て取れます。そうしたなかから生まれた作品のひとつが、大阪・茶臼山の地に建てられた住友家本邸の大広間を飾るため、櫻谷に制作が依頼された四季連作屏風です。いずれも金地に濃彩で四季の花々が描かれた豪華絢爛な大屏風で、伝統的な岩絵具とともに近代に生まれた新しい岩絵具が用いられ、花びらの凹凸を2次元的な陰影表現ではなく、3次元的な絵具の盛り上げによって表現したりしています。
ここではこの四季連作屏風を中心に、明治末から大正期に描かれた作品をとおして、櫻谷が大画面作品で試みた彩色表現とその変遷を紹介します。

開催概要

展覧会名ライトアップ木島櫻谷Ⅲ ― おうこくの色をさがしに
英語表記SPOTLIGHT ON KONOSHIMA OKOKU III: In search of Okoku’s use of colors and painting techniques through his works
会期
2026年4月25日(土)〜2026年7月5日(日)
前期2026年4月25日(土)〜2026年5月31日(日)
後期2026年6月2日(火)〜2026年7月5日(日)
会場 泉屋博古館東京
住所 106-0032 東京都港区六本木1丁目5番地1号 Google Map
時間
11:00〜18:00
※金曜日は19:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日、5月7日(木) ※5月4日(月・祝)、5日(火・祝)、6日(水・休)は開館
入館料
一般1,200円(1,000円)、学生600円(500円)、18歳以下無料
*企画展・同時開催展の両方をご覧いただけます。
*学生・18歳以下のかたは証明書のご呈示が必要です。
*20名様以上の団体のかたは( )内の割引料金。
*障がい者手帳等をご呈示のかたはご本人および同伴者1名まで無料。
*本展2回目のご来館時にチケットの半券ご呈示で1名様1回限り半額。
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL
【泉屋博古館東京 公式サイト】
https://sen-oku.or.jp/tokyo/
SNS
主催 公益財団法人泉屋博古館
毎日新聞社(ライトアップ木島櫻谷Ⅲ)、公益財団法人住友財団(文化財よ、永遠に2026)
後援 TOKYO MX
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同時開催

特集展示「住友財団助成による文化財修復成果―文化財よ、永遠に2026」
主催:公益財団法人泉屋博古館、公益財団法人住友財団

今に伝わる文化財は、その時代の修復や保存技術によって守られ、長い間の劣化や天災による損傷をくぐり抜けてきました。しかし、さらに長い時に耐え、次代に文化財を継承していくことは容易ではありません。ここでは、公益財団法人住友財団が推進してきた文化財修復助成により、近年蘇った文化財の中から4件を紹介します。
岐阜・崇禅寺所蔵の《夢窓国師墨跡「果山」》と《此山妙在墨跡》の2件は、いずれも同寺にゆかりの深い禅僧の筆になるもので、崇禅寺を中心とした禅僧たちの交流のようすをうかがい知ることのできる貴重な作品です。また、神奈川・東慶寺に伝わる《初音蒔絵火取母》は、『源氏物語』「初音」の帖にちなむ模様の施された蒔絵作品の嚆矢といえる作例で、重要文化財にも指定されています。京都の櫻谷文庫が所蔵する、600冊を超える数の写生帖類のうち、修復が行われた42冊はいずれも、櫻谷みずからが紙を選び、手ずから綴じてつくったものでした。
本展ではこれら文化財の修復過程とともに、修復に使用された道具類も交え、紹介します。

広報用画像一覧

  • 画像説明木島櫻谷《幽渓秋色》大正時代(20世紀) 泉屋博古館東京
  • 画像説明木島櫻谷《厩》昭和6年(1931)櫻谷文庫
  • 画像説明木島櫻谷《孔雀》昭和4年(1929)頃 櫻谷文庫
  • 画像説明木島櫻谷《葡萄栗鼠》大正時代(部分図) 泉屋博古館東京
  • 画像説明木島櫻谷《葡萄栗鼠》大正時代 泉屋博古館東京
  • 画像説明木島桜谷《震威八荒図》大正5年(1916)泉屋博古館東京
  • 画像説明木島櫻谷《燕子花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
    (前期展示)
  • 画像説明木島櫻谷《燕子花図》(右隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
    (前期展示)
  • 画像説明木島櫻谷《竹林白鶴》(左隻) 大正12年(1923)泉屋博古館東京
    (前期展示)
  • 画像説明木島櫻谷《竹林白鶴》(右隻) 大正12年(1923)泉屋博古館東京
    (前期展示)
  • 画像説明木島櫻谷《菊花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
    (後期展示)
  • 画像説明木島櫻谷《菊花図》(右隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
    (後期展示)
  • 画像説明重要文化財《初音蒔絵火取母》室町時代・15世紀 神奈川・東慶寺
    (後期展示)
  • 画像説明

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