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アーティゾン美術館 屋外彫刻プロジェクト
リンディ・リー
《無数の星座がうまれる》完成

公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館では、ビルの建て替えと新たな美術館構想のもと、2010年頃から屋外彫刻の設置をプロジェクトとして進めてきました。ミュージアムタワー京橋とTODA BUILDINGが形成する街区「京橋彩区」における「まちに開かれた芸術・文化拠点」という理念を踏まえ、この街にふさわしい屋外彫刻のあり方を検討した結果、レイチェル・ホワイトリードとリンディ・リーの2名に新作を依頼しました。2025年7月にレイチェル・ホワイトリード作品が設置され、続く1月30日には、プロジェクトの第2弾としてリンディ・リーによる彫刻《無数の星座がうまれる》が、日本初の常設作品として完成しました。

リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
© Courtesy the artist

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公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館(東京都中央区、館長:石橋寬)は、屋外彫刻の設置について、ビルの建て替えと新しい美術館構想の中で、2010年頃からプロジェクトとして進めてまいりました。また、当館の所在するミュージアムタワー京橋とTODA BUILDINGが構成する街区「京橋彩区」*の「まちに開かれた芸術・文化拠点」づくりという基本理念も視野に、この街にふさわしい屋外彫刻のあり方について検討を重ねた結果、レイチェル・ホワイトリード、リンディ・リーの二人の作家に、それぞれ新作を依頼する運びとなりました。2025年7月のレイチェル・ホワイトリードの作品設置に続き、プロジェクトの結実のふたつめとして、1月30日にリンディ・リーによる彫刻作品《無数の星座がうまれる》が、同作家による日本初の常設作品として完成しました。

リンディ・リーは40年以上にわたり、絵画、インスタレーション、彫刻などを制作し、近年では公共空間への作品設置で国際的に注目を集めているオーストラリア出身の現代作家です。中国からオーストラリアに移住した両親のもとに生まれ、移民二世として経験したこと、道教や禅宗への深い関心、そして太古の姿を今に残すオーストラリアの自然との共生が、彼女の独自の創作世界を形づくっています。こうした背景から生み出される作品は、「自己」と「他者」、「物質」と「精神」の境界をあいまいにし、自然と複雑に結びつきながらその一部として存在する私たちの姿を浮かび上がらせます。

作家の創作理念に共感し、石橋財団はリーに新作の制作を依頼しました。完成した本作は、これまでのリーの表現をさらに発展させたもので、創作面でも新たな展開を示しています。
《無数の星座がうまれる》は昼と夜で異なる表情をみせます。星が昼の空に紛れ、夜にその形をくっきりと現すように、磨かれたステンレススティールの表面は日中、周囲の景色や見るものの姿を映し込み、日常に溶け込みます。夜になると、内部から放たれる光が無数の穴を通じて外へこぼれ、まるで何かが息づいているかのような空間が立ち現れます。《無数の星座がうまれる》は、ふと立ち止まって思索を巡らす時間や、私たちの内側にまなざしを促し、まわりの世界との関わりをそっと結び直すきっかけとなるでしょう。

作家はこの作品について次の言葉を寄せています。

「宇宙は、過去に起きたすべてのこと、今まさに起きていること、そして未来に起こるすべてのことの長さ、深さ、広がりそのものです。《無数の星座がうまれる》は、この宇宙的な時間、そしてあらゆる存在が生まれる連続体を表現したものです。私たちは誰一人として、その深いつながりの外側に出ることはできません。私たち一人ひとりが宇宙の一部であり、同時に宇宙もまた私たちの一部なのです。この作品は、鑑賞者を宇宙との深く私的な結びつきの体験へと誘います。」
2025年12月 リンディ・リー

また、プロジェクトを締めくくる関連プログラムとして、3月14日にレイチェル・ホワイトリード、リンディ・リー両作家を招いた土曜講座を開催します。この空間における二つの作品の意味を紐解いていきます(詳細はこちら)。

京橋彩区とは
アーティゾン美術館の所在するミュージアムタワー京橋とTODA BUILDINGの2つのビルで構成され、「アートと文化が誰にも近い街」をコンセプトとする街区です。東京駅八重洲口から徒歩5分、銀座・日本橋にもほど近い京橋に位置し、両ビルの低層部にはミュージアム、ギャラリー、イベントホールなどを構え、足元には中央通りに面する間口120mの緑豊かな広場が広がります。
https://kyobashi-saiku.tokyo/

リンディ・リー

Photo: Elise Derwin

作家紹介
リンディ・リー
1954年、ブリスベン生まれ。中国系オーストラリア人としての経験や、道教・禅宗への関心を背景に、より根源的な宇宙観と物質観をテーマに制作している。彫刻や絵画、インスタレーションにおいて火や水、偶然性を用い、自然の力を作品に取り入れる手法を展開。近年の代表作《ウロボロス》(2024年)は、オーストラリア国立美術館に設置された13トンの鏡面ステンレススティール彫刻で、内部に入ることで光と影の移ろいを体感できる構造になっている。国内外で150以上の展覧会に参加し、豪国内の主要美術館に作品が収蔵されている。2024年、芸術への貢献が評価されオーストラリア勲章(AO)を受章した。2025年8月から11月までA4 Art Museum(中国四川省成都市)で大規模な回顧展が開催された。

開催概要

展覧会名アーティゾン美術館 屋外彫刻プロジェクト リンディ・リー《無数の星座がうまれる》完成
会場 アーティゾン美術館
住所 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2 Google Map
URL
【公式サイト】アーティゾン美術館
https://www.artizon.museum/
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関連プログラム

土曜講座「アーティゾン美術館 屋外彫刻完成記念|アーティスト・トーク」
レイチェル・ホワイトリード、リンディ・リーの両名による土曜講座を行います。本プロジェクトへの両者の想いや作品についてお話しいただきます。

日時:2026年3月14日[土] 14:00-16:00(開場13:30)
講師:レイチェル・ホワイトリード、リンディ・リー *逐次通訳あり
会場:TODAホールB (TODA BUILDING4階)
   *アーティゾン美術館の隣の建物です。
〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-1 https://toda-hall.jp/access.html
定員:230人(事前予約制・先着順)
参加費:無料
申込受付開始:2026年2月17日[火] 11:00
申込・詳細はこちら https://www.artizon.museum/program/detail/1#290

屋外彫刻プロジェクト 作家・作品紹介

レイチェル・ホワイトリード

Photo: Elise Derwin

レイチェル・ホワイトリード
1963年、ロンドン生まれ。1993年、女性として初めてターナー賞を受賞し、物体と空間の関係性に新たな視点をもたらした作家として国際的に評価されている。ネガティブ・スペースをキャスティングする独自の手法により、記憶や痕跡、存在の不在を可視化する彫刻作品を一貫して制作している。2017年から2019年にかけて、テート・ブリテン(ロンドン)を皮切りに、ベルヴェデーレ21(ウィーン)、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、セントルイス美術館(いずれもアメリカ合衆国)を巡回する回顧展が開催された。2023年には、ベルガモ近現代美術館(イタリア)で《...And the Animals Were Sold》を発表し、その一部である《Bergamo II》は、2024年12月よりジル サンダー 銀座に恒久設置されている。
アーティゾン美術館 屋外彫刻プロジェクト
レイチェル・ホワイトリード《Artizon Conversations》詳細はこちら

広報用画像一覧

  • 画像説明リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
    © Courtesy the artist
  • 画像説明リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
    © Courtesy the artist
  • 画像説明リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
    © Courtesy the artist
  • 画像説明リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
    © Courtesy the artist
  • 画像説明リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
    © Courtesy the artist
  • 画像説明リンディ・リー《無数の星座がうまれる》2026年、鋳造・ステンレススティール 
    © Courtesy the artist
  • 画像説明本作設営中のリンディ・リー
  • 画像説明リンディ・リー Photo: Elise Derwin
  • 画像説明レイチェル・ホワイトリード
    Courtesy of the artist and Gagosian
  • 画像説明レイチェル・ホワイトリード《Artizon Conversations》2025年、大理石、インスタレーション
    ©︎Rachel Whiteread

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