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松岡コレクション
めぐりあうものたち Vol.2
松岡美術館にて「松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2」を2022年8月2日(火)より開催いたします。創設者 松岡清次郎が、自ら出向いたオークションや公募展などで、琴線にふれる作品とのめぐりあいを積み重ねて蒐集した作品を「出会い」をテーマに3会期連続でご紹介しています。第2回目となる本展では「霊獣の文様(しるし)」「西洋絵画展 -東洋のかおり」「中国青銅器 文様」を開催。特に注目の企画展「西洋絵画展 -東洋のかおり」では、ポルティーリエ、クロード・モネ、モディリアーニ、シャガール、マリー・ローランサンなど、西洋文化に影響を与えた「東洋のかおり」ただよう名画の数々を紹介しています。
ヨン・フレデリック・ピーター・ポルティーリエ 《オリエントの少女像》
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展覧会概要
創設者 松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、琴線にふれる作品とのめぐりあいを積み重ね、約2400点のコレクションを蒐集しました。また、清次郎が愛した芸術も様々な人やモノ同士のめぐりあいの上に成り立っています。
今回は館蔵の中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画、能面などのコレクションを再構成し、3会期連続で「出会い」をテーマにした企画展を開催します。そのVol.2となる本展では、「霊獣の文様(しるし)」「西洋絵画展 -東洋のかおり」「中国青銅器 文様」を開催。龍や鳳凰などのモティーフが用いられた陶磁器・銅鏡・翡翠作品、中国や日本からの影響をはらむ西洋画、文様に着目した中国青銅器をご紹介します。作品との出会い、また作品に内包された様々な出会いをお楽しみください。
■ 企画展 1 「霊獣の文様(しるし)」
現代には、空想上のいきものたちが様々な場所に息づいています。古代中国を発祥とし、日本でもなじみの深い龍や鳳凰、麒麟、獅子などは、吉祥をもたらす存在として霊獣あるいは瑞獣と呼ばれ、多くの工芸作品にその姿と思想が刻まれてきました。本展では、中国の銅鏡をはじめ、青花や五彩などの陶磁器、また玉の作品を通して、霊獣の文様についてご紹介します。そのはじまりや意味、そしてそこに映し出される人間の祈りや願いをお楽しみください。
■ 企画展 2 「西洋絵画展 -東洋のかおり」
16世紀、世界の文化の中心は、オリエントにありました。西洋画の歴史は14世紀半ばごろからといわれますが、後世、日本や中国の文化が与えた影響は多大なものでした。西洋の人々は、東洋の文化の高さに学び、多くの画家たちが新境地を開いたのです。
松岡清次郎は、自身の高い理想を育むように、サロン派、印象派、エコール・ド・パリの画家たちを中心に約130点の西洋画を蒐集しています。西洋文化に影響を与えた「東洋のかおり」を所蔵品からお楽しみください。
■ 特別展示「中国青銅器 文様」
館蔵の中国古代青銅器を3会期にわたって展示する第二弾。今展では青銅器の文様に着目し、その意味合いをご紹介します。
■ 常設展示
古代オリエント美術
古代ギリシア・ローマ彫刻
ガンダーラ・インド彫刻
ヨーロッパ近代彫刻(ブールデル、ヘンリー・ムア、エミリオ・グレコ)
本展の見どころ
1.霊獣の意味や込められた人びとの思いを見つめる
館蔵の中国陶磁コレクションから、龍や鳳凰、麒麟、獅子など霊獣や瑞獣とも呼ばれる空想の生きものが描かれた作品を出品。それらの起源や意味についてご紹介しつつ、そこに映し出される古代中国の人びとの願いと祈りにも目を向けます。銅鏡、陶磁器、玉の作品の中で霊獣たちが織り成す様々な表情や変遷をたのしみながら、人間のこころのうちにあり続ける思いに触れていただければ幸いです。
2.松岡美術館の至宝《青花龍唐草文天球瓶》継続展示決定
「二色の美」で出品中の《青花龍唐草文天球瓶》を「霊獣の文様」にて引き続き展示いたします。
3.松岡コレクションの西洋画を約 4 年ぶりに公開
約 130 点に及ぶ松岡コレクションの西洋絵画も、松岡清次郎の嗜好に彩られていることは言うまでもありません。ヴィクトリア朝絵画から、印象派、エコール・ド・パリなど清次郎自身がめぐりあい、選び抜いた作品はそのすべてに松岡清次郎「らしさ」が表れながら、普遍的ともいえる「美」を伝えています。今展では中国陶磁をはじめとする東洋の美の虜になった清次郎が、その直観力で蒐集した西洋絵画に「東洋のかおり」を味わいながら、ご覧いただきたいと思います。
4.明治から平成を生きた松岡清次郎の人生の一端を秘蔵写真でアーカイブ
展示室 6 の一角で松岡清次郎のプライベート写真を公開します。豪快でありながら、繊細な一面を持ち、ビジネスにも「美」にも真摯に向き合った 95 年の人生の一端をご覧ください。
5.館蔵の中国青銅器を 3 期に分け一挙公開
館蔵の中国青銅器を 3 期に分け一挙公開いたします。松岡清次郎の中国青銅器蒐集は、美術館開館前にさかのぼり、所蔵数は約 20 件と少ないものの、その半数以上が金文を持ち、資料的価値の高い作品も含まれます。第二弾は、文様に着目してご紹介。
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トピック(1)ニューヨークやシカゴでも活躍したオランダの画家ポルティーリエも発掘。

彼は1829年オランダ、アムステルダムで11人兄弟の10番目の子どもとして生まれました。父は書店を営んでいたといわれます。たくさんの兄弟に囲まれ、どのような子ども時代を送ったのでしょう。運河に囲まれた美しいアムステルダムの町、湿潤な空気や、身近に本のある生活が、彼の豊かな感性を育てたのではないかと想像させます。
ハーグにある、オランダで最も古いといわれる芸術学校がハーグ王立美術学院。1842年から1849年までそこで学びました。そののち、パリに滞在し、フランスやベルギーで、王侯貴族たちの肖像画家として多くの作品を残しました。祖国オランダでは「ハーグ派」と呼ばれる画家たちが、柔らかなタッチの風景画を描いていたころです。
(画像)ヨン・フレデリック・ピーター・ポルティーリエ 《オリエントの少女像》
トピック(2)清少納言にあこがれたローランサンの屏風絵?

ローランサンはその著書「夜の手帖」に、清少納言を「17世紀の貴婦人にそっくり」と書いています。屏風のように衝立を仕上げ、東洋の暮らしに思いをはせたのかもしれません。シュザンヌ没後、全財産が福祉施設に寄贈され1979年競売にかけられました。
翌年東京で開催されたオークションに本作品が額装されて登場し、松岡のコレクションに加わりました。
(画像)マリー・ローランサン 《帽子をかぶった少女》 1924年頃
開催概要
展覧会名 | 松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2 |
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会期 |
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会場 | 松岡美術館 |
住所 | 108-0071 東京都港区白金台5-12-6 Google Map |
時間 |
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SNS | |
交通案内 | ・東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台駅」1番出口から徒歩7分 ・JR「目黒駅」東口から徒歩15分 ・都営バス「目黒駅」東口バスターミナル2番のりば 黒77:千駄ヶ谷駅前行 橋86:東京タワー行・赤羽橋駅前行・新橋駅前行、「東大医科研病院西門」下車 徒歩1分 | ※会期・開館情報は状況により変更になることがあります。 最新情報は、美術館のホームページ、ツイッターをご覧ください。 |
広報用画像一覧
クロード・モネ 《サン=タドレスの断崖》 1867年
アメデオ・モディリアーニ 《若い女の胸像(マーサ嬢)》 1916年~1917年頃
ヨン・フレデリック・ピーター・ポルティーリエ 《オリエントの少女像》
マリー・ローランサン 《帽子をかぶった少女》 1924年頃
ウィリアム・アドルフ・ブーグロー 《編み物をする少女》 1874年
チャールズ・エドワード・ペルジーニ 《束の間の喜び》
アルベール・マルケ 《ツーロンの港》
ウォルター・J・ワトソン 《スレドルの谷、北ウェールズ》 1911年頃
青花雲龍文扁壺 清 乾隆 景徳鎮窯
青花麒麟文面盆 「大明萬暦年製」銘 景徳鎮窯
豆彩龍鳳文大盤 「大清雍正年製」銘 景徳鎮窯
五彩龍文大壺 「大明嘉靖年製」銘 景徳鎮窯
緑釉酒尊 後漢時代
天馬鳳凰文鏡 唐時代
碧玉獣耳鐶獅子鈕香炉 清時代
饕餮虁龍文壺 商時代晩期
虁龍百乳文方鼎 商時代晩期
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