
プレスリリース
UPDATE
京都dddギャラリー第250回企画展
LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展
京都dddギャラリー(京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F)にて、第250回企画展「LOCAL LOCAL -ないものはない-梅原真展」を開催します。梅原真(1950―)は、高知県で生まれ育ち、一貫して故郷に根差して仕事を続けています。梅原の仕事はグラフィックデザインにとどまらず、コピー、編集からプロデュースや経営など多岐にわたります。本展では梅原の代表的な仕事2点を中心に、彼がさまざまな人々と言葉を交わし、心を通わせることにより実現した仕事の数々を、梅原の言葉とともに紹介します。
Designed by Makoto Umebara
展覧会概要
梅原真(1950―)は、高知県で生まれ育ち、一貫して故郷に根差して仕事を続けています。梅原の仕事はグラフィックデザインにとどまらず、コピー、編集からプロデュースや経営など多岐にわたります。地域再生という面で語られることの多い梅原ですが、単に商品パッケージのデザインをリニューアルする、といったことでは収まらないローカルデザインへの取り組みがうかがえます。
梅原のデザインは、主に地域の土地そのものや産業の持つ魅力や価値を高めるための手段として発揮されます。彼の中には常に「風景」という言葉があり、実際に現地に足を運び、地元の人々との対話と通じて商品や場所の本質をつかみ、それらの魅力を引き出すことで、風景や生産者の姿がおのずと思い起こされるようなデザインを生み出していくのです。地域の差異や独自性を付加価値ととらえ、ひとつのデザインへと昇華させる、彼の手腕により再生した産業の例は枚挙にいとまがありません。
近年、地方創生は大きな課題となっていますが、一様に都会を目指し均一化しては、それぞれの土地の魅力が損なわれてしまいます。どの地域にも、その土地の持つ個性があり、短所もまた個性のひとつです。地方はマイナス面を多く抱えているかもしれませんが、そのマイナス同士を掛け合わせプラスを生みだすという考え方です。それは、展覧会タイトルの「ないものはない」という言葉にも表れています。どこにでもあるものはないかもしれないが、ここにしかないものがある。それを生かしていこうという発想です。
梅原にとってのデザインとは、心理学であり、コミュニケーションのためのツールです。興味を引き、足を止めてもらい、商品を売り込むため、それ自体に伝えるメディアとしての役割を付与するのです。それゆえ、ビジュアル制作にとどまらず、商品のネーミングやコピー、場合によっては商品開発にまで深くかかわります。梅原は、自分の手に届く範囲で仕事をすると述べていますが、彼のデザインが内包するものはそれを超えて広大な広がりを見せています。
本展では梅原の代表的な仕事2点を中心に、彼がさまざまな人々と言葉を交わし、心を通わせることにより実現した仕事の数々を、梅原の言葉とともに紹介します。中心となるのは、四万十川流域の、過疎化が進み荒れ果てた栗山の再生のための商品開発に携わった「しまんと地栗」のプロジェクトと、高知県黒潮町の4キロに及ぶ砂浜をそのまま展示場とし、そこに住まう動植物など自然そのものを作品ととらえた「砂浜美術館」のプロジェクトです。奇しくも山と海のプロジェクトであり、高知の豊かな自然を表しているかのようです。梅原は、「ボクのデザインの背景には、マイナス×マイナス=プラスという考え方と法則があります」と述べています。
本展が、梅原デザインに通底する確固たる軸にふれる機会となれば幸甚です。
プロフィール
高知市生まれ。高知県在住。「土地のチカラを引き出すデザイン」をテーマにデザインする。4kmの砂浜を巨大ミュージアムに見立てる「砂浜美術館」。荒れ果てた栗の山から「しまんと地栗」。四万十川の風景や営みを教材とする「新しい学び方・しまんと分校」。柚子しかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」。一本釣り漁業の再生、かつおを藁で焼く「一本釣り・藁焼きたたき」。島根県の離島、隠岐郡海士町のアイデンティティ「ないものはない」のプロデュースなど。津波34メートルの町・黒潮町公認「防災缶詰・にげる」プロジェクト。
2016年、毎日デザイン賞・特別賞。武蔵野美術大学客員教授。
開催概要
| 展覧会名 | 京都dddギャラリー第250回企画展 LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展 |
|---|---|
| 会期 |
|
| 会場 | 京都dddギャラリー |
| 住所 | 600-8411 京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F Google Map |
| 時間 |
|
| 休館日 |
|
| 入館料 |
|
| TEL | 075-585-5370 |
| URL |
|
| URL2 |
|
| 主催 | 公益財団法人DNP文化振興財団 |
| 協力 | 株式会社四万十ドラマ 特定非営利活動法人 NPO 砂浜美術館 株式会社黒潮町缶詰製作所 特定非営利活動法人RIVER 株式会社青柳 株式会社フタガミ 馬路村農業協同組合 弘文印刷株式会社 株式会社日本デザインセンター |
| 後援 | 公益社団法人日本グラフィックデザイン協会 公益社団法人日本パッケージデザイン協会 |
| アクセス 市バス「四条烏丸」徒歩すぐ、地下鉄烏丸線「四条駅」2番出口、阪急京都線「烏丸駅」23番・25番出口すぐ。駐車場無 | |
ギャラリートーク
日時:1月20日(火)16:00-17:30
出演:梅原真
定員30名(先着順、入場無料)
会場:京都dddギャラリー
※参加ご希望の方はギャラリーホームページよりお申込みください
その他、関連イベントはホームページ、SNSにてお知らせいたします
オープニングパーティ
日時:1月20日(火)18:00-19:00
広報用画像一覧











Designed by Makoto Umebara
会員向けご提供広報用データ
- ログイン または 新規会員登録の上、お申込みいただけます。
- 画像データの一括ダウンロード
- 京都dddギャラリーの施設(外観・内観)画像も同時ご提供
- ログインされていない場合は、
ログインの上、お申込み画面にお進みください。 - ご新規の媒体は、ご登録の上、お申込みください。
ご登録の際はご利用規約をお目通しの上、ご利用ください。
- 注意事項
- 当サイトのご利用にはログインが必要です。ログインの上、ご利用ください。 会員新規登録はこちらから
- ご登録は、報道・メディア関係者の方に限ります。それ以外の一般の方はご登録いただけませんので、ご了承ください。
- 推奨環境について:Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Safari(Mac)各最新版、iOS16以降・Safari最新版、Android 10以降・Google Chrome最新版を推奨しております。推奨環境以外でのご利用や、推奨環境下でもブラウザの設定によっては、ご利用できないもしくは正しく表示されない場合がございます。また、JavaScript、Cookieが使用できる環境でご利用ください。不具合が生じた場合は、ARTPR担当者 までご連絡ください。