
プレスリリース
UPDATE
new born 荒井良二
いつも しらないところへ たびするきぶんだった
宇都宮美術館(栃木県宇都宮市長岡町1077)にて、「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」を2025年7月20日(日)より9月23日(火・祝)まで開催いたします。荒井良二(1956-)は、2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けるアーティストです。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。本展では、絵画や絵本原画、イラストレーション、新作のインスタレーションや愛蔵の小物たちを通して、荒井良二の「いままで」と「これから」をご紹介します。
《流れ星スパーク奏でよギター》2022年 ⒸArai Ryoji
荒井良二(1956-)は、2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けるアーティストです。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。本展では、絵画や絵本原画、イラストレーション、新作のインスタレーションや愛蔵の小物たちを通して、荒井良二の「いままで」と「これから」をご紹介します。展示空間の特徴を活かした会場構成は作家自身がおこない、全国を旅する本展覧会は会場ごとに新たな表情を見せます。まさに旅をする時のように、先が見えない不安や恐れをも楽しみに変えてしまうような気持ちで活動の幅を広げてきた荒井良二。彼はこれまでどんなところを旅して、次はどこへ出かけていくのでしょうか。ここからまた新しい荒井良二が誕生=new bornする展覧会を、ぜひご体感ください。
1956年山形県生まれ。『たいようオルガン』でJBBY賞を、『あさになったのでまどをあけますよ』で産経児童出版文化賞・大賞を、『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞を受賞するほか、2005年にはアジアで初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど国内外で高い評価を得る。2012年NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストを担当。ライブペインティングやワークショップのほか、作詞・作曲やギターも演奏するなど音楽活動もおこなっている。2018年まで「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督を務め、さらにその活動の幅を広げている。
みどころ
1. 絵本や書籍原画の細部までじっくりと
おもわず口ずさみたくなるようなリズミカルな文体やオノマトペ、あたたかく鮮やかな色彩、描けそうで描けない独特の線やかたち、そして心にふっと灯りがともるような読後感。荒井さんの絵本や書籍は、一言では言い尽くせない魅力であふれています。本展では、100冊以上の絵本・書籍のなかから、代表的な作品の原画をご紹介します。青と赤の2つの気球、窓から顔を出す人、小さな家々など、文字がない原画ならではの発見をお楽しみください。
2. 新作絵画や立体作品による会場構成
「越える」を意味する「meta(メタ)」のタイトルを用いて、2010年に初作品集『meta めた』(フォイル)を刊行し、絵本作家と語られる自らを超越する、あらたな活動をはじめた荒井さん。各地での作品展示に加え、郷里・山形を舞台とした「荒井良二の山形じゃあにぃ」、「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督、震災後の東北をめぐる活動など、場所やジャンルを超えた創作の旅を続けています。新作絵画に加えて、大分県の公園に設置されたオブジェ《マッテルモン》《たいようをすいこむモン》のマケットや、「山形ビエンナーレ2018」で発表された《山のヨーナ》の立体物を再構成し、展示室全体を使って荒井さんの創作の現在地を伝えます。
3. 旅する新作インスタレーション
展示のさいごでは、新作のインスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》を発表します。こども一人一人がひとつの家となり、展示室に点在する小さな家々は、それぞれに物語を内包しながら旅をしていきます。家の素材や、電球やスケッチなど細部の設え、また、形態から読み取れるこどもたちの物語を想像しながら、会場をゆっくり巡ってみてください。
協力:宮本武典、積水ハウス株式会社
※本作は、積水ハウスのゼロエミッションの一環として、同社から提供された材料で制作されました。
4. 当館だけで見られる立体展示
これまで国内6会場を巡回してきた本展ですが、会場に合わせた描きおろしの造作物や、その土地にゆかりのある作品など、会場によって一部展示内容が変わっていくのがユニークなところです。下見で宇都宮美術館を訪れた荒井さんは、中央ホールにこれまでの巡回にはなかった橋の造作を作る提案をされました。白い大理石と高さ10mの丸い吹き抜け、森に囲まれた大きなガラスの壁面をもつこのスペースを使って、荒井さんが生み出すあらたな世界をご覧ください。
開催概要
展覧会名 | new born 荒井良二 |
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会期 |
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会場 | 宇都宮美術館 |
住所 | 320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077 Google Map |
時間 |
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休館日 |
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観覧料 |
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TEL | 028-643-0100 |
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主催 | 宇都宮美術館、朝日新聞社 |
協力 | 偕成社、積水ハウス、宮本武典 |
関連イベント
「荒井良二と物語を汲み出す人」
荒井さんと一緒に「物語をつくる」プログラムです。インスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》をモチーフに、参加者全員で物語文を編んでいきます。
講師:荒井良二、宮本武典(キュレーター、東京藝術大学准教授)
日時:8月2日(土)午後2時~6時
会場:宇都宮美術館 講義室、展示室2・3
定員:25名(事前申込)
参加:無料(要展覧会チケット)
申込:当館HPで詳細をご確認のうえ、7月20日(日)までにご応募ください。
ライブペインティング「Good bye,雷(らい)summer」
宇都宮美術館の講義室を舞台に、荒井さんのライブペインティングと、シンガーソングライター寺尾紗穂さんのピアノ演奏が響きあう。
出演:荒井良二、寺尾紗穂(シンガーソングライター、エッセイスト)
日時:8月30日(土)午後2時~3時30分(終了予定)
会場:宇都宮美術館 講義室
定員:135名(事前申込)
申込:当館HPで詳細をご確認のうえ、8月9日(土)までにご応募ください。
担当学芸員によるギャラリートーク
日時:8月16日(土)、8月23日(土)、9月13日(土)、9月20日(土)各回午後2時~
申込不要、展覧会チケットをお求めのうえ中央ホールにお集まりください。
広報用画像一覧
《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》より 2023年 ⒸArai Ryoji
写真:池田晶紀《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》より 2023年 ⒸArai Ryoji
写真:池田晶紀《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》より 2023年 ⒸArai Ryoji
写真:池田晶紀《逃げる子どもI》2010年 ⒸArai Ryoji
《名前の知らないわたしと誰かが聞いている》2023年 ©Arai Ryoji
《きょうはそらにまるいつき 表紙》2016年 偕成社 ⒸArai Ryoji
《あさになったので まどをあけますよ 表紙》2011年 偕成社 ⒸArai Ryoji
《POSTじゃあにぃ いったことのないたびにでよう》 2020年 ⒸArai Ryoji
《誰も知らない山の神さまちゃん》2018年 ⒸArai Ryoji
《流れ星スパーク奏でよギター》2022年 ⒸArai Ryoji
《花の草》2008年 ⒸArai Ryoji
チラシ表
チラシ裏
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