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KIRIKANE Sculpture 山本茜

開催期間会期

そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階)にて、「KIRIKANE Sculpture 山本茜」展を2026年10月24日(土)より12月6日(日)まで開催いたします。本展は、従来「截金ガラス」と称されてきた山本茜の作品を、新たに“KIRIKANE Sculpture”として発信する、美術館では初めての個展です。

《源氏物語シリーズ第十八帖「松風」―浮木舟―》

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展覧会概要


ただ、うつくしい
山本茜は1977年石川県金沢市生まれ。京都市立芸術大学で日本画を学び、重要無形文化財「截金」保持者である江里佐代子氏のもとで伝統的截金技法を修得しました。その後、富山ガラス造形研究所でガラス技術の研鑽を積み、独自に「截金ガラス」という新たな表現領域を創り出しました。
仏像や仏画の装飾技法として受け継がれてきた截金を、「装飾ではなく表現そのものとして空間に浮遊させたい」という思いから、透明なガラスを支持体とする独自の制作に挑戦。ガラス内部で截金が重なり合い交差する立体的な表現を実現し、「截金ガラス」は今もなお進化を続けています。

本展は、従来「截金ガラス」と称されてきた山本茜の作品を、新たに“KIRIKANE Sculpture”として発信する、美術館では初めての個展です。重量感あるガラスを自在に操る造形力と、截金の精緻な美意識が融合して生まれる作品は、まさに「Sculpture(彫刻)」と言えます。そうした認識のもと、工芸という既存の枠組みを超えた立体表現として作品を捉え直し、これまでの歩みを礎に新たな創作へ踏み出してもらいたいという想いを込めました。
会場では、大学生時代の模写作品から木工に截金を施した作品を経て、独自の表現へと発展した截金ガラス作品までを展示し、作家活動の軌跡をたどります。また、初めて手がけた截金ガラス作品から最新作までを一堂に紹介し、常に技術と表現の革新に挑み続ける創作の変遷を約60点の作品からご覧いただきます。
さらに、ライフワークとして取り組む『源氏物語』シリーズを可能な限り集め、それぞれの場面に込められた物語世界と造形表現の広がりをご紹介します。あわせて、創作の原点ともいえる工房空間を再現することで、作品が生まれる現場の息づかいや制作工程にも触れていただけます。
これまでの創作活動を集大成として振り返るとともに、KIRIKANE Sculptureという独創性と、新たな表現領域の可能性を示す展覧会です。


展覧会のみどころ
最新作《源氏物語シリーズ第十八帖「松風」―浮木舟―》初公開
中学生のころに出逢った『源氏物語』は山本茜の創作の原点になりました。2010年から『源氏物語』全五十四帖を独自の解釈で表現することをライフワークとして取り組み続けています。
本展覧会では、シリーズ24作目となる《源氏物語シリーズ第十八帖「松風」―浮木舟―》を初公開。4年の歳月をかけて完成した本作からも、いまなお進化を続ける山本茜の『源氏物語』を捉えた独自の世界をご覧いただけます。


~山本茜の「松風」へ寄せた想い~

いくかへり行きかふ秋を過ぐしつつ
           浮木に乗りてわれ帰るらむ


明石の御方が源氏の求めに応じて上洛する際、舟の上で詠んだ歌です。
「浮木」という言葉に、故郷を離れる明石の御方の不安な気持ちが凝縮されているようで、丸太のような、舟のような形状のガラスの中に、彼女の不安で波立つ心を折り重なる截金の波で表現しました。舟上で耳にしたであろう波の音と、故郷の明石の松と、移り住んだ大堰の松の葉ずれの音が聴こえるような作品を目指し、何度も明石の浦から大堰川(嵐山)を往復して、明石の御方の旅情に心を重ね、松や波をスケッチして截金文様に落とし込みました。15ピースのガラスを、融着して一体にするという規格外の難題に挑戦した作品です。
完成までに通算52回の窯入れと4年の歳月を費やした渾身の作を、どうぞご覧ください。


プロフィール
山本茜 Akane Yamamoto
1977年 石川県金沢市生まれ
1999年 独学で截金を始める
2000年 重要無形文化財「截金」保持者 江里佐代子氏より伝統的截金技法を教わる
2001年 京都市立芸術大学美術学部美術科日本画(模写・水墨画)専攻卒業
2002~08年 京都造形芸術大学非常勤講師
2011年 富山ガラス造形研究所造形科卒業
    京都市に個人工房設立


受賞
2009年 第38回日本伝統工芸近畿展 新人奨励賞
2011年 富山ガラス造形研究所卒業制作展 優秀作品賞
    第40回日本伝統工芸近畿展 日本工芸会近畿支部長賞
    第23回伝統工芸諸工芸部会展 朝日新聞社賞
    第6回雪のデザイン賞 金賞
2013年 京都市芸術新人賞
    国際ガラス展・金沢2013 奨励賞
2014年 第61回日本伝統工芸展 NHK会長賞
2015年 伝統文化ポーラ賞奨励賞
2016年 京都府文化賞奨励賞
    琳派400年記念 新鋭選抜展-琳派FOREVER-展 優秀賞
    京都府あけぼの賞
2020年 第33回京都美術文化賞
2021年 第1回「古典の日文化基金賞」
2026年 第44回京都府文化賞功労賞

開催概要

展覧会名KIRIKANE Sculpture 山本茜
会期
2026年10月24日(土)〜2026年12月6日(日)
会場 そごう美術館
住所 220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階 Google Map
時間
10:00〜20:00(最終入館時間 19:30)
休館日
会期中無休
入館料
(税込)
一般2,000(1,800)円、大学・高校生1,800(1,600)円、中学生以下無料
*( )内は前売、公式オンラインチケットおよび[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]をご提示の方の料金です。
*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料でご入館いただけます。
TEL 045-465-5515[美術館直通]
URL
【そごう美術館 公式サイト】
https://sogo-museum.jp/
SNS
主催 そごう美術館、神奈川新聞社
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、tvk(テレビ神奈川)、FMヨコハマ
協賛 そごう・西武
*ご入館前にそごう美術館ホームページおよび会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。
*展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。
*最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。
*館内では係員の指示に従っていただきますようお願いいたします。
*入館者が一定数を超えた場合には、入場制限を行います。(入場制限時、会場付近にはお待ちいただく場所はございません)
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広報用画像一覧

  • 画像説明《源氏物語シリーズ第十八帖「松風」―浮木舟―》
  • 画像説明《源氏物語シリーズ第十八帖「松風」―浮木舟―》(部分)
  • 画像説明《截金硝子長方皿「流衍」》
  • 画像説明《源氏物語シリーズ第三帖「空蟬」》
  • 画像説明《一葉舟 ―春―》
  • 画像説明《源氏物語シリーズ第一帖「桐壺」》
  • 画像説明《虹をかける》
  • 画像説明《源氏物語シリーズ第十帖「賢木」余話―別れのお櫛―》

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