
プレスリリース
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笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン
滋賀県立美術館(滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1)では、笹岡由梨子の美術館での初めての個展として、企画展「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」を2026年1月17日(土)より3月22日(日)まで開催いたします。本展では、最初期の作品から近年発表された近作、そしてこの展覧会のために制作された新作の展示を通して、笹岡の作品における、映像とキャラクターの関係性とその変遷に迫ります。
少し不気味なキャラクターたちが真摯に愛を歌うパラダイスが連なる、仄暗い展示室のダンジョン。笹岡由梨子の作品世界に、足を踏み入れてみませんか。
笹岡由梨子《Lovers》2024年 滋賀県立美術館蔵 Photo by Masanobu NISHINO
展覧会概要
グランフロント大阪の南館せせらぎテラスで時を刻む《MUSE》(2025年~)、東京の表参道交差点で愛を歌い上げた《LOVERS》(2024年)など。あなたがどこかで一度でも、笹岡由梨子の作品を目にしていたら、生涯忘れることはないかもしれません。笹岡の作品は、それほどまでにエネルギッシュで、魅力的な、唯一無二の世界観を持っています。
笹岡由梨子は1988年、大阪府生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程メディア・アート領域満期退学。京都府文化賞奨励賞(2020年)、咲くやこの花賞(2020年)、Kyoto Art for Tomorrow 2019―京都府新鋭選抜展最優秀賞など、受賞多数。現在、滋賀県を拠点に活躍しています。
笹岡は2011年から映像を用いて作品を制作しています。笹岡の作品には、自身が演じたり、あるいは顔や身体の一部を流用したりしたキャラクターたちが登場します。これらの少し不気味でコミカルなキャラクターたちは、初期の作品では映像の中にしか存在しませんでした。しかし、近作では立体物として存在するキャラクターの目や口が映像にすげ替わるなど、作品における映像とキャラクターの関係は逆転しつつあります。
そして、そのキャラクターたちは笹岡が自作した歌を歌っています。マーチの曲調に乗せられているのは、それぞれの作品が持つ「愛」や「家族」といったテーマに向けた、笹岡のシンプルで力強いメッセージです。
加えて、笹岡の作品に特徴的なのは、現実と区別がつかないような仮想現実の映像が溢れる現代において、あえて編集のノイズを残していることです。これは、絵画における筆のタッチに通じ、笹岡は映像における絵画的なものへアプローチしようとしています。
滋賀県立美術館では、笹岡由梨子の美術館での初めての個展として、「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」を開催します。本展では、最初期の作品から近年発表された近作、そしてこの展覧会のために制作された新作の展示を通して、笹岡の作品における、映像とキャラクターの関係性とその変遷に迫ります。
少し不気味なキャラクターたちが真摯に愛を歌うパラダイスが連なる、仄暗い展示室のダンジョン。笹岡由梨子の作品世界に、足を踏み入れてみませんか。
開催概要
展覧会名 | 企画展「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」 |
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英語表記 | Special Exhibition Sasaoka Yuriko’s Paradise Dungeon |
会期 |
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会場 | 滋賀県立美術館 |
住所 | 520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1 Google Map |
展示室 | 滋賀県立美術館 展示室3 |
時間 |
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休館日 |
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観覧料 |
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TEL | 077-543-2111 |
URL |
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URL2 |
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SNS | |
主催 | 滋賀県立美術館、京都新聞、株式会社メルコグループ |
後援 | エフエム京都 |
企画 | 荒井 保洋(滋賀県立美術館 主任学芸員) |
いつでも楽しめるワークショップコーナー(ドロップインワークショップ) 本展では、展覧会の最後に、鑑賞者がいつでも参加できるワークショップコーナー(ドロップインワークショップ)を設けます。展覧会を通して感じたことをかたちにすることができます。 小さなお子さんがいる、障害があるなど、様々な理由で来館を迷っている方へ 滋賀県立美術館では、展示室でもしーんと静かにする必要はなく、おしゃべりしながら過ごしていただけます。また、目が見えない、見えづらいなどの理由でサポートや展示解説をご希望される場合や、その他、ご来館にあたっての不安をあらかじめお伝えいただいた際には、事前の情報提供や当日のサポートのご希望に、可能な範囲で対応します。 滋賀県立美術館の概要 ・1984年8月26日に滋賀県立近代美術館として開館しました。 ・日本画家の小倉遊亀(滋賀県大津市出身)や染織家の志村ふくみ(滋賀県近江八幡市出身)のコレクションは国内随一を誇っています。 ・2024年度末時点の収蔵件数は2,729件です(日本画・郷土 1,303件、現代美術 636件、アール・ブリュット 790件)。 ・自然豊かなびわこ文化公園内に位置し、周りには、滋賀県立図書館や滋賀県埋蔵文化財センター、茶室「夕照庵」などの文化施設とともに、日本庭園「夕照の庭」や子どもたちに大人気の遊具を備えた「わんぱく原っぱ」、自然とふれあえるビオトープなどが広がっています。 ・美術館北側敷地内の「彫刻の庭」には、ドナルド・ジャッド、ケネス・スネルソン、速水史朗、井上裕加里の作品4点を展示しています。また、美術館の西側(公園の敷地内)にある「彫刻の路」には、山口牧生、村岡三郎、植松奎二の作品3点を展示しています。 |
関連イベント
学芸員によるギャラリートーク [事前申込不要/当日先着順/要観覧料]
本展の担当学芸員がみどころを解説します。
日 時:1月24日(土)、2月7日(土)、2月21日(土) 各日とも14:00~15:00
場 所:滋賀県立美術館 展示室3前
定 員:各回とも20名程度
スペシャルトーク [要事前申込/抽選]
笹岡由梨子氏による作品解説を行います。
日 時:1月31日(土)14:00~15:30
場 所:滋賀県立美術館 木のホール
定 員:100名
たいけんびじゅつかん [要事前申込/抽選/要参加費(保護者の方のみ要観覧料)]
小・中学生とその保護者の方を対象に、本展の鑑賞とワークショップを組み合わせたイベントを開催します。
日 時:2月14日(土)時間帯調整中
場 所:滋賀県立美術館 ワークショップルーム
講 師:笹岡由梨子氏
定 員:調整中
広報用画像一覧
笹岡由梨子《Lovers》2024年 滋賀県立美術館蔵 Photo by Masanobu NISHINO
笹岡由梨子《Pranaria》2021年 滋賀県立美術館蔵
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