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中国青銅器の時代
Gallery_03 特集展示 「金文の世界」

開催期間会期

泉屋博古館(京都・本館)では、「中国青銅器の時代 Gallery_03 特集展示『金文の世界』」を2026年9月5日(土)から12月20日(日)まで開催いたします。中国古代の文字─金文─は、現在のわたしたちが使用している漢字の古い字形であり、当時の社会や文化のあり方を考えるうえで貴重な手がかりとなっています。書かれた内容を丹念に読み込むと、中国古代の人々の息遣いが聞こえてきそうなリアリティを味わうことができます。本展では、住友コレクションとともに、その豊かな世界をさぐる特集展示を開催します。

匽侯旨鼎(えんこうしてい) 西周前期 前11-10世紀

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展覧会概要

複雑繊細な造形が特徴の殷周青銅器には、当時の人々の使用していた文字が銘文として鋳込まれていることがあります。この中国古代の文字─金文─は、現在のわたしたちが使用している漢字の古い字形であり、当時の社会や文化のあり方を考えるうえで貴重な手がかりとなっています。書かれた内容を丹念に読み込むと、中国古代の人々の息遣いが聞こえてきそうなリアリティを味わうことができます。また文字としての美しさもきわだっており、力強さと生命力にあふれた書風は歴代の書家たちを魅了し、影響を与えてきました。今秋のブロンズギャラリーではこの金文をテーマとし、住友コレクションとともに、その豊かな世界をさぐる特集展示を開催します。芸術の秋、現代にまで受け継がれる漢字文化の源流をたずねて、泉屋博古館までぜひお越しください。


本展の見どころ
1.住友コレクションで読み解く金文の世界
館蔵の青銅器に鋳込まれた代表的な金文を紹介。その意味や形の面白さ、美しさをご覧いただきます。

埶父辛簋(げいふしんき)西周前期/前 11-10世紀
穀物を盛る器、簋の見込みには「埶父辛」の3文字の銘文が入る。「埶」は「藝」の異体字で、金文では右側にひざまずく人が苗木をささげもつ姿をあらわす。『説文解字』(せつもんかいじ)には「藝」は「種える」の意味であると説明されている。字形と字義が密接に結びついている一例。


2.金文から読む古代の人々
古代の人々が残した貴重な文字史料である金文。当時の社会や文化について知る上でかかせない一次資料です。
競卣(きょうゆう)西周中期/前 10世紀
器の内底と蓋内面に8行52字の銘が入り、競なる人物が上司にあたる伯■(尸+辛)父(はくせいほ)に功績を認められ、その恩寵にこたえるために父をまつる器をつくらせたことを記す。競は周王朝の辺境を脅かす南夷との戦いに参加していたことが銘文から知られる。
宰椃角(さいこうかく)殷後期 前11世紀
温酒器の一種、角の内面に5行30字、小さな把手(鋬)の内面に2字の銘文が入る。器内面の銘文の方は、宰椃なる人物が殷王の主催する祭祀に参加し、なんらかの役割を果たした褒賞としてタカラガイを下賜され、それを用いて父親をまつるための器をつくらせたという経緯を記す。なお、ここに登場する殷王は殷王朝最後の王、帝辛(紂王)をさすとされ、殷代末期の状況を記した稀少な一次資料としてきわめて高い歴史的価値を有する。鋬下の2文字はおそらく宰椃の属する一族のシンボルマークのようなものと解釈されており、おなじ銘文をもつ器が出土資料にも含まれている。

泉屋博古館 外観 前庭『泉屋博古の庭』(植治11代小川治兵衞)

(左)泉屋博古館 外観
(右)前庭『泉屋博古の庭』(植治11代小川治兵衞)

泉屋博古館とは泉屋博古館は住友家が集めた美術品を保存、研究、公開する美術館として1960(昭和35)年に財団設立されました。
住友コレクションの多くは、住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(すみともきちざえもんともいと)〔号 : 春翠(しゅんすい1864~1926)〕によって明治時代中頃から大正時代にかけて集められたもので、特に、中国古代青銅器のコレクションは質と量ともに世界有数の青銅器コレクションとして高く評価されています。現在は青銅器のほか、中国・日本書画、西洋絵画、近代陶磁器、茶道具、文房具、さらには能面・能装束など、幅広い領域にわたる作品3,500件(国宝2件、重要文化財19件、重要美術品60件を含む)以上を有し、京都と東京の2都市で住友コレクションの魅力を発信する施設として運営しています。
現在の施設は住友グループにより、1970年、大阪で開催された日本万国博覧会に向け世界各国から訪れる人々をもてなす迎賓館として建てられました。2025年春、建設から50余年の年月を経た古い設備を刷新し、現代のスタイルに対応した快適な観賞空間に生まれかわり、ふたたび関西において万国博覧会が開催される年に、満を持してリニューアルオープンいたしました。

開催概要

展覧会名中国青銅器の時代 Gallery_03 特集展示 「金文の世界」
会期
2026年9月5日(土)〜2026年12月20日(日)
会場 泉屋博古館
住所 606-8431 京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 Google Map
時間
10:00〜17:00(最終入館時間 16:30)
休館日
月曜日、9月24日、10月13日、11月24日(9月21日、10月12日、11月23日は開館)
入館料
一般 1,200円(1,000円)、学生 800円(700円)、18歳以下無料
*学生ならびに18歳以下のかたは証明書の呈示が必要です
*20名以上は( )内の団体料金、障がい者手帳等呈示のかたはご本人ならびに付添1名様無料
*本展覧会の入場料で特別展もご覧いただけます
*10/20~10/30の期間は本展のみ開催
一般600円(500円)/学生400円(300円)でご覧になれます
TEL 075-771-6411
URL
【泉屋博古館|公式サイト】
https://sen-oku.or.jp/kyoto/
URL2
【泉屋博古館|公式サイト 展覧会詳細ページ】
https://sen-oku.or.jp/program/20260905_bronzegallery/
SNS
主催 公益財団法人泉屋博古館
後援 京都市、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、公益社団法人京都市観光協会、NHK京都放送局、京都新聞
交通案内
地下鉄
*東西線「蹴上」駅から徒歩約20分
京都市バス
5・93・203・204系統「東天王町」下車、東へ200メートル
32・105系統「宮ノ前町」下車すぐ
*JR・新幹線・近鉄電車「京都」駅から 5・105系統
*阪急電車「烏丸」駅24番出口から 32・203系統
*地下鉄烏丸線「丸太町」駅1番出口から93・204系統
*京阪電車「三条」駅8番出口から 5・105系統
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会期中の催し

リレートーク「金文の世界をさぐる―新出の資料もふまえて」
日時:9月26日(土)13時30分-16時
講師:下田誠氏(東京学芸大学)、佐々木研太氏(東京学芸大学)、山本 堯(泉屋博古館学芸員)
場所:当館講堂

ギャラリートーク
日時:10月10日(土)、12月5日(土) いずれも14時-15時
講師:山本 堯(泉屋博古館学芸員)

広報用画像一覧

  • 画像説明埶父辛簋(げいふしんき) 西周前期 前11-10世紀
  • 画像説明埶父辛簋銘文
  • 画像説明彔簋(ろくき) 西周中期 前10世紀
  • 画像説明彔簋銘文
  • 画像説明宰椃角(さいこうかく) 殷後期 前11世紀
  • 画像説明宰椃角銘文
  • 画像説明匽侯旨鼎(えんこうしてい) 西周前期 前11-10世紀
  • 画像説明匽侯旨鼎銘文
  • 画像説明競卣(きょうゆう) 西周中期 前10世紀
  • 画像説明競卣銘文
  • 画像説明ヒョウ羌鐘(ひょうきょうしょう) 戦国前期 前5世紀
  • 画像説明ヒョウ羌鐘銘文
  • 画像説明
  • 画像説明

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