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サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/
津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」

Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展

東京都現代美術館 企画展示室 3F

開催期間会期

東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって更なる飛躍を促すことを目的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施しています。4回目の選考により、サエボーグと津田道子を選出しました。そしてこの度、「サエボーグ『I WAS MADE FOR LOVING YOU』/津田道子『Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる』Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展」 を東京都現代美術館にて開催します。

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受賞アーティストの現在地
東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2018年より中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって更なる飛躍を促すことを目的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施しています。
4回目の選考により、サエボーグと津田道子を選出し、賞金授与のほか、受賞翌年に海外での活動に支援を行いました。そしてこの度、「TCAA 2022-2024 受賞記念展」を、東京都現代美術館にて開催します。2022年3月の受賞から約2年間の支援期間を経て実現する本展により、今後の飛躍が期待される2名の現在地をぜひご覧ください。また、本展会期末には、各受賞者の過去作や本展のための新作を掲載した非売品のモノグラフ(作品集)を発行予定です。


本展について
第4回受賞者による本展は、それぞれの個展として「I WAS MADE FOR LOVING YOU」と「Life is Delaying  人生はちょっと遅れてくる」というタイトルを冠しました。隣り合うふたつの展覧会は制作に対する関心もアプローチも大きく異なり、それぞれが独立したものでありながら、展示室内での鑑賞者のふるまいが作品の一部となるという共通点を持っています。鑑賞を通じて自身に向き合うことで、動物を含む他者との関係性や、社会的に期待された役割などに目を向けることにもなることでしょう。

サエボーグ 「I WAS MADE FOR LOVING YOU」
主な表現手段であるラテックスのボディスーツによるパフォーマンスは、回を重ねるごとに内容をさまざまに変容させ、新たなキャラクターを生み出し続けてきました。これまでのパフォーマンスを土台に作り上げる本展では、作品の軸となってきた人間と動物の関係性というテーマの中で、「ケア」の視点に立った作品を発表します。展示室の中では鑑賞者がパフォーマンスの一部となることで、観る側が時として観られる側に回るような、美術館の展覧会の構造を利用した仕掛けを試みます。

津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」
近年強く関心を寄せている「身体性」について追求する中で、自身の幼少期に、ビデオカメラが家に来て最初に撮影されたホームビデオに収められた家族の出来事から着想した新作を中心に、映像装置が組み込まれたインスタレーションを発表します。撮影者の視点がレンズ越しに収められたどこにでもありそうな出来事の再演は、家族という最小単位の社会による、きわめて個人的な記録を起点としながらも、集団の中での人々の立ち位置やシステムへと、その領域を広げていきます。

「身体」をひとつの起点とする両者は、作品制作と身体表現の実践を行き来することで、その独自の表現を発展させてきました。会期中には、展示のほか、パフォーマンスなどのプログラムを通じて、展示空間と鑑賞者の身体を架橋するような体験へと誘います。


参加作家/略歴/作家コメント


サエボーグ | Saeborg  撮影:ZIGEN

サエボーグ | Saeborg
撮影:ZIGEN



サエボーグ | Saeborg
1981年富山県生まれ、東京都在住。
半分人間で、半分玩具の不完全なサイボーグとして、人工的であることによって、性別や年齢などを超越できると捉えるラテックス製のボディスーツを自作し、パフォーマンスとインスタレーションを国内外で展開する。カラフルで、デフォルメされた雌豚や牝牛などの家畜や害虫などが繰り広げるパフォーマンスは一見明るく楽し気だが、人間の残酷性や消費の問題のみならず、人間社会における介護やケアの問題にも接続し、強者/ 弱者、支える側 / 支えられる側という二項対立ではおさまらない、多様性の受容、共生の問題に発展させている。
近年の主な展覧会や公演に、「ミドルズブラ・アート・ウィーク」(イギリス、2023)、「世界演劇祭 2023」(フランクフルト、オッフェンバッハ、ドイツ)、「Ultra Unreal」(シドニー現代美術館、2022)、「Reborn-Art Festival 2021-22」(牡鹿半島(桃浦)、宮城、2021)、個展「LIVESTOCK」(PARCO MUSEUM TOKYO、東京、2021)など。

◆ 展覧会へよせて
今回の展覧会では、昨年の海外滞在リサーチでの経験や近作《Super Farm》を下敷きにした新作を発表します。ここで皆さんには家畜キャラクターに変身してもらい、ライフサイズの玩具のような牧場空間で、普段とは違う、動物的な体験をしてもらうことを構想しています。動物になった私たちの前に現れる謎の存在と私たちは仲良くすることができるのか? 他者と自分、肉体と化学製品、生き物の種族やエコシステムのあいだを取り囲む壁を、超えることができるのか?皆で動物になって叫ぼう!
ブーブーモーモーメーメー、コケコッコー!!

津田道子 | TSUDA Michiko 撮影:奥祐司

津田道子 | TSUDA Michiko
撮影:奥祐司


津田道子 | TSUDA Michiko

1980年神奈川県生まれ、石川県在住。
映像メディアの特性にもとづき、インスタレーションやパフォーマンスなど多様な形態で制作を行う。映像装置とシンプルな構造物を配置し、虚実入り混じる作品空間が、鑑賞者の視線や動作を操作し、知覚や身体感覚についての考察へと導く。また、2016年よりパフォーマンス・ユニット「乳歯」として、小津安二郎の映画作品における登場人物の動きを詳細に分析し、そこに内在する人との距離や、女性の役割に関する問題を可視化するパフォーマンスなどを展開する。
近年の主な展覧会や公演に、個展「津田道子 so far, not far」(金沢アートグミ、2023)、「とある美術館の夏休み」(千葉市美術館、2022)、「第 10 回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(クイーンズランド州立近代美術館、ブリスベン、オーストラリア、2021)、個展「トリローグ」(TARO NASU、東京、2020)、「『インター + プレイ』展 第 1 期」(十和田市現代美術館、青森、2020)、また、乳歯として「OPEN
SITE 2019-2020」(TOKAS 本郷、2020)など。

◆ 展覧会へよせて
コロナ禍に身体への関心が大きく変化したのは、私だけではないと思います。例えば家族のような最小単位の社会においても、他者との距離を意識することが身体の振る舞いに関わっていることを経験しました。カメラの位置やフレームと映る人の関係が、身体が持っている距離感を測る道具になると考えてます。この展覧会は、ポスターが剥がれてるのを見つけた時に、そっと貼り直すような、しなくてもいいことだけど、気づいたことに働きかけた延長にあります。

◆ モノグラフについて
作品画像に加え、作品や制作についての作家のテキスト、専門家による寄稿を掲載した作品集を作家ごとにバイリンガルで 2024年7月に発行予定です(非売品)。また、発行後、ウェブサイトでの公開のほか、希望者への郵送配布を行う予定です。配布方法等の詳細は、 TCAAウェブサイトでお知らせします。

◆ Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)について
本賞は、海外での展開も含め、更なる飛躍とポテンシャルが期待できる国内の中堅アーティストを対象とした現代美術の賞です。アーティストのキャリアにとって最適な時期に最善の支援内容を提供する必要性を重視し、受賞者の選考は、選考委員によるアーティストのリサーチやスタジオ訪問により、制作の背景や作品表現、キャリアステージへの理解を深めた上で行われます。受賞者に対しては、海外での活動支援のほか、東京都現代美術館での展覧会およびバイリンガルでのモノグラフ(作品集)の作成など、複数年に渡る継続的な支援を行います。

【受賞者】
第 1 回 TCAA2019-2021 風間サチコ / 下道基行
第 2 回 TCAA2020-2022 藤井 光 / 山城知佳子
第 3 回 TCAA2021-2023 志賀理江子 / 竹内公太
第 4 回 TCAA2022–2024 サエボーグ / 津田道子

◆ TCAA 2022-2024 について

【支援内容】
1)賞金300万円
2)海外での制作活動支援/上限200万円(旅費、滞在費、調査・制作費等)
3)展覧会実施(東京都現代美術館)
4)モノグラフ(作品集)の作成・海外発信支援

【選考委員 ※肩書は 2021年選考会実施時のもの
ソフィア・ヘルナンデス・チョン・クイ[クンストインスティテュート・メリー ディレクター]
高橋瑞木[CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)エグゼクティブディレクター兼チーフキュレーター]
キャロル・インハ・ルー[北京中間美術館 ディレクター]
野村しのぶ [東京オペラシティアートギャラリー シニア・キュレーター]
鷲田めるろ[十和田市現代美術館 館長]
近藤由紀[トーキョーアーツアンドスペース プログラムディレクター
(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館トーキョーアーツアンドスペース事業課長))]

【選考会運営事務局】
特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT /エイト]

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開催概要

会期
2024年3月30日(土)〜2024年7月7日(日)
会場 東京都現代美術館 企画展示室 3F
住所 135-0022 東京都江東区三好四丁目1番1 Google Map
時間
10:00-18:00
休館日
月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
入場料
無料
URL
【Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)|公式サイト】
https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/
SNS
主催 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーアーツアンドスペース・東京都現代美術館
協力 TARO NASU
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関連イベント

◆ アーティスト・トーク
TCAA 2022-2024 選考委員と出展作家が選考を振り返りながら本展出展作品や今後の展開について話します。
日時:3月30日(土)14:00~15:30(開場 13:30)
出演:サエボーグ、津田道子、ソフィア・ヘルナンデス・チョン・クイ(クンストインスティテュート・メリー ディレクター/TCAA 2022-2024選考委員)
モデレーター:塩見有子(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT]ディレクター/TCAA選考会運営事務局)
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂(江東区三好 4-1-1)
定員:200名
※入場無料・要事前申込・先着順/日英同時通訳あり
※その他、各種イベントを開催予定です。申込方法等の詳細は、3月上旬にTCAAウェブサイトでお知らせします。

受賞者インタビュー

2022年7月に収録したインタビューを、YouTubeおよびウェブサイトで公開しています。

サエボーグ|Saeborg

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津田道子|TSUDA Michiko

ウェブサイトはこちら

広報用画像一覧

  • 画像説明
  • 画像説明
  • 画像説明「Ultra Unreal」展示風景(シドニー現代美術館、2022) 撮影:アレックス・デイヴィス
    “Ultra Unreal” installation view at Museum of Contemporary Art Australia, Sydney, 2022 Photo: Alex Davies
  • 画像説明「あいちトリエンナーレ2019 情の時代『House of L』」公演風景(愛知県芸術劇場、名古屋) 撮影:蓮沼昌宏
    “House of L” performance at Aichi Triennale 2019: Taming Y/Our Passion, Aichi Prefectural Art Theatre, Nagoya Photo: Masahiro Hasunuma
  • 画像説明「Dark Mofo 2019『Pigpen』」公演風景(Avalon Theatre、ホバート、オーストラリア) 撮影:Dark Mofo 2019
    “Pigpen” performance at Dark Mofo 2019, Avalon Theatre, Hobart, Australia Photo: Dark Mofo 2019
  • 画像説明「Cycle of L」公演風景(高知県立美術館、2020) 撮影:釣井泰輔
    “Cycle of L” performance at The Museum of Art, Kochi, 2020 Photo: Taisuke Tsurui
  • 画像説明《東京仕草》 2021/2023「ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち」展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京) 撮影:木奥惠三 画像提供:NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]
    Tokyo Shigusa, 2021/2023, installation view at “ICC Annual 2023: Shapes of Things,” NTT InterCommunication Center [ICC], Tokyo Photo: KIOKU Keizo Photo Courtesy: NTT InterCommunication Center [ICC]
  • 画像説明《東京仕草》 2021「Back TOKYO Forth」展示風景(東京国際クルーズターミナル、 2021) 撮影:Akira Arai(Nacása & Partners Inc.)
    Tokyo Behavior, 2021, installation view at “Back TOKYO Forth,” Tokyo International Cruise Terminal, 2021 Photo: Akira Arai(Nacása & Partners Inc.)
  • 画像説明《so far, not far》よりスチル画像 2023
    Still from so far, not far, 2023
  • 画像説明《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》 2016「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」展示風景(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京) 撮影:山本糾
    You would come back there to see me again the following day.,
    2016, installation view at “Open Space 2016: Media Conscious,” NTT Inter Communication Center [ICC], Tokyo Photo: Tadasu Yamamoto
  • 画像説明撮影:ZIGEN
  • 画像説明撮影:奥祐司

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トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)