プレスリリース
UPDATE
拡⼤するシュルレアリスム
視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ
大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4-3-1)にて、「拡⼤するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」を2025年12月13日(土)から2026年3月8日(日)まで開催いたします。シュルレアリスムの発⽣から約100 年を経た今、本展覧会は⽇本国内に所蔵されている多様なジャンルの優品を⼀堂に会し、シュルレアリスムの本質に迫ろうというものです。圧倒的存在感をもって視覚芸術、ひいては社会全体へと拡⼤したシュルレアリスムを、表現の媒体をキーワードとして解体し、シュルレアリスム像の再構築をめざします。
ルネ・マグリット
《王様の美術館》
1966年 横浜美術館
新着情報
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NEW 大阪中之島美術館 × PARIS-h コラボレーション企画のお知らせ
当館では、現在開催中の本展にあわせて、近隣店舗と連携したコラボレーション企画を新たに実施します。
本企画は、作品鑑賞にとどまらず、展覧会の世界観を日常の中でも体験していただくことを目的としたものです。「拡大するシュルレアリスム」という展覧会タイトルに呼応し、鑑賞体験を食の領域へと拡げる取り組みです。
「シュルレアリスム」をイメージしたオリジナルメニュー、ノベルティプレゼント企画も!
大阪で高い人気を誇るブーランジェリー、PARIS-h(パリ・アッシュ)。大阪中之島美術館にほど近いダイビル本館の1階に店舗を構え、フランスのブーランジェリーを思わせる雰囲気の中で、こだわりのパンを楽しめるお店として、多くの人々に親しまれています。
本コラボレーションでは、展覧会のテーマである「シュルレアリスム」から着想を得て、PARIS-h・天野尚道(あまの・ひさみち)シェフがその世界観を表現した、本展限定のオリジナルメニュー2種類を考案しました。展覧会鑑賞とあわせて、作品世界を味覚でも体験いただけます。
また、トークイベントでは「PARIS-h」のクリエイションに焦点を当て、その創作の背景と魅力に迫ります。美術と食、それぞれの分野における「創造」のあり方を横断的に捉え直す機会となる企画です。
さらに、コラボレーション企画の一環としてスタンプラリーキャンペーンを実施します。展覧会をご鑑賞のうえ大阪中之島美術館でスタンプを1つ、PARIS-hにて商品をご購入のうえ店舗でスタンプを1つ、計2つのスタンプを集めていただいた方に、オリジナルノベルティをプレゼントします。展覧会の余韻とともに、ぜひお立ち寄りください
販売期間:2026年1月15日(木)– 3月7日(土)オリジナルメニュー2種類
(左)パン・シュル・アン、(右)パン・シュル・ドゥ
◆ パン・シュル・アン
抹茶と薔薇のアロマを練り込んだ生地にクランベリーを合わせ、サワークリームを包み焼き上げた後、上に自家製フランボワーズジャムをのせました。
◆ パン・シュル・ドゥ
シャンパンと酒粕を練り込んだ生地にドライイチゴを合わせ、セルビア産ドライイチゴを包み焼き上げた後、マスカルポーネをのせてフリーズドライイチゴをふりかけました。
販売場所:PARIS-h(パリ・アッシュ)大阪市北区中之島3丁目6-32 ダイビル本館1F
定休日 |日曜日・月曜日・火曜日
営業時間|水曜日から金曜日 11:00 – 19:00、土曜日 11:00 – 18:00
販売価格:各486円(税込)
*大阪中之島美術館での販売はございません。
*1日の販売数に限りがあるため、品切れの場合がございます。また、商品完売の際は早めに閉店する場合がございます。
そのほか、「シュルレアリスム展×PARIS-h トークイベント」や「スタンプラリー」も開催予定です。
詳細は、下記のリリースファイルをご覧ください。ファイルダウンロード※ログインしてご利用ください。
1924年にアンドレ・ブルトンが定義づけた動向であるシュルレアリスム(超現実主義)は、無意識や夢に着⽬した、フロイトの精神分析学に影響を受けて発⽣しました。当初は⽂学における傾向として起こったものですが、徐々にその影響は拡⼤し、オブジェや絵画、写真・映像といった視覚芸術をはじめ、広告やファッション、インテリアへと幅広い展開をみせました。
ブルトンの定義によれば、シュルレアリスムとは「これまで無視されてきたような種々の連想における⾼次のリアリティと、夢の全能性への信頼に基づく」ものだといいます。幻想的雰囲気、⽇常的事物を覆う不穏な空気、オートマティスムによる表現など、シュルレアリスムにおける表現の形態に⼀定の傾向を⾒出すことも可能ですが、シュルレアリスムとは表現の様式をいうものではなく、前述の「⾼次のリアリティと、夢の全能性」への信頼に基づいた、あらゆる創造⾏為をさすものでしょう。 こうした独⾃の世界観に裏打ちされたシュルレアリスムは、芸術的⾰命をもたらしましたが、共産主義やアナーキズムなど、政治的要素をも内包するものでした。その⼀⽅で、広告やファッション、インテリアなど⽇常に密接した場⾯にも拡がりをみせ、社会に対して政治、⽇常の両⾯からアプローチしたといえます。
シュルレアリスムが芸術のみならず社会全体に影響をもたらしたことは、今⽇においてもなお特筆に値するものと考えます。シュルレアリスムの発⽣から約100年を経た今、本展覧会は⽇本国内に所蔵されている多様なジャンルの優品を⼀堂に会し、シュルレアリスムの本質に迫ろうというものです。圧倒的存在感をもって視覚芸術、ひいては社会全体へと拡⼤したシュルレアリスムを、表現の媒体をキーワードとして解体し、シュルレアリスム像の再構築をめざします。
本展のみどころ
1. 芸術界にとどまらないシュルレアリスム!
オブジェ、絵画、写真などの芸術分野ではもちろん、広告やファッション、インテリアなど日常にも拡大していったシュルレアリスム。それぞれ1章ずつ、全6章の構成により、これまで本格的に検証される機会の少なかった視覚芸術以外の分野を併せて検証することでシュルレアリスムの発展、変遷をたどります。
2. シュルレアリスムの名品が大集結!
サルバドール・ダリ、マックス・エルンスト、ルネ・マグリットをはじめとするシュルレアリスムを代表する作家たち。本展覧会には、シュルレアリスムの名品が大集結します。なかでも特筆すべきは、ルネ・マグリット《王様の美術館》(横浜美術館所蔵)の来阪です。大阪中之島美術館のコレクションを代表する《レディ・メイドの花束》とともに、ふたりの山高帽の男が展示室を彩ります。
3. ファッションとシュルレアリスム エルザ・スキャパレッリ
シュルレアリストたちとの交流が深かったデザイナー、スキャパレッリ。彼女の代名詞ともいえるショッキング・ピンクのドレス(イヴニング・ドレス「サーカス・コレクション」、島根県立石見美術館所蔵)をはじめ、独自のデザインが施された香水瓶やジュエリーなど、多岐にわたるスキャパレッリ作品が集結します。
展示構成
第1章 オブジェ―「客観」と「超現実」の関係
シュルレアリスム、それは私たちが疑う余地なく現実だと認識しているものの中から、より上位の現実である「超現実」を露呈させることです。客体(=objet[仏]/オブジェ)として事象をみつめることで「超現実」と向き合ったシュルレアリストたちのオブジェにより、シュルレアリスムの扉を開きます。
第2章 絵画―視覚芸術の新たな扉
「自動筆記」(オートマティスム)という文学的な実験に由来するシュルレアリスムは、長い伝統をもつ絵画の領域にも広がります。エルンスト、マグリット、デルヴォー、ダリなどはそれぞれの個性豊かな作風や技法を使って、人の深層心理や夢想を反映した不可思議な光景や人物像を描きました。
第3章 写真―変容するイメージ
19世紀前半に誕生した写真術は、被写体をそのまま写すという本来の役割を超えて、20世紀美術を彩る主要な表現のひとつになります。シュルレアリストは多様な技法を駆使して、日常的なモチーフを斬新で謎めいたイメージへと変えました。マン・レイを筆頭に、各国の芸術家が多彩な写真表現に取り組みます。
第4章 広告―「機能」する構成
本展覧会のテーマは「拡大するシュルレアリスム」。4章からは、オブジェ、写真、絵画といった芸術と呼ばれる領域から、さらに広く目を向けます。デペイズマンやコラージュ、フォトモンタージュなどシュルレアリスムにおいて多用されたテクニックを発揮した、訴求力に富んだ広告に注目します。
第5章 ファッション―欲望の喚起
シュルレアリスムは、モードやファッションと近接する場にありました。服飾そのものや服飾雑誌にシュルレアリスム的手法が用いられるとともに、服をまとうマネキンを身体のオブジェ化としてとらえるなど、シュルレアリストたちのインスピレーションの源ともなりました。ファッション界とシュルレアリスムの関係を探ります。
第6章 インテリア―室内空間の変容
違和感を引き起こして現実に揺さぶりをかけるシュルレアリスムにとって、日常生活の場である室内の安定した秩序を転覆させることには大きな意味がありました。室内に置かれる家具もまた、有機的な形態を特徴とする、奇妙なオブジェへと変貌します。シュルレアリスムによる空間への関与をご覧いただきます。
開催概要
| 展覧会名 | 拡⼤するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ |
|---|---|
| 会期 |
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| 会場 | 大阪中之島美術館 |
| 住所 | 530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3-1 Google Map |
| 展示室 | 大阪中之島美術館 4階展示室 |
| 時間 |
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| 休館日 |
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| 観覧料 |
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| TEL | 大阪市総合コールセンター(なにわコール)06-4301-7285 受付時間:8:00〜21:00(年中無休) |
| URL |
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| URL2 |
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| SNS | |
| 主催 | 大阪中之島美術館 |
| 特別協力 | 横浜美術館 |
| 企画協力 | 株式会社キュレイターズ |
| 巡回情報 | 東京オペラシティアートギャラリー 会期:2026年4⽉16⽇(⽊)〜6⽉24⽇(⽔)(予定) |
関連イベント
講演会 シュルレアリスムと「偶然の出会い」?―コラージュ・オブジェ・日本
開催日時:2025年12月13日(土)14:00–15:30(開場 13:30)
登壇者:速水 豊(三重県立美術館長)
会場:大阪中之島美術館 1階ホール
定員:150名(先着順、事前申込不要)
参加費:無料。ただし本展の観覧券(半券可)が必要
担当学芸員によるギャラリートーク
開催日時:2026年1月15日(木)、2月4日(水)14:00–(13:45受付・45分程度)
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
定員:30名(要事前申込)*約1か月前募集開始予定
参加費:無料。ただし当日ご利用になる観覧券が必要。
広報用画像一覧
ルネ・マグリット
《王様の美術館》
1966年 横浜美術館
エルザ・スキャパレッリ
《香水瓶「スリーピング」》
1938年 ポーラ美術館
アンドレ・ブルトン
『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』(初版本)
1924年 岡崎市美術博物館
フランシス・ピカビア
《黄あげは》
1926年 大阪中之島美術館
ヴォルス
《美しい肉片》
1939年 個人蔵
イヴ・タンギー
《失われた鐘》
1929年 豊田市美術館
ルネ・マグリット
《レディ・メイドの花束》
1957年 大阪中之島美術館
クルト・セリグマン
《国際シュルレアリスム展》 1938年
サントリーポスターコレクション
(大阪中之島美術館寄託)
後期展示
ヴォルス
《無題》 1937 / 1979年の再プリント
横浜美術館
後期展示
エルザ・スキャパレッリ
《イヴニング・ドレス「サーカス・コレクション」》 1938年
島根県立石見美術館
前期展示
フリッツ・ビューラー
《ポスター「ジオデュの帽子」》
1934年
宇都宮美術館
後期展示

パン・シュル・アン
パン・シュル・ドゥ
PARIS-h 外観
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