プレスリリース

UPDATE

AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026
宋磁

開催期間会期

創業120年以上にわたり、日本のみならず世界の美術館やコレクターへ優れた東洋古美術を紹介してきた繭山龍泉堂(東京都中央区京橋2-5-9)は、2026年10月16日(金)より11月1日(日)まで「AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁」を開催いたします。中国陶磁史において最高峰と称される「宋磁」を中心に、約120点の優品を展示・販売いたします。松江の大名茶人松平不昧所持と伝わる「建盞」をはじめ、これほどの質・規模で宋磁を一堂に鑑賞できる機会は極めて珍しく、長年にわたり真に価値ある作品を見極めてきた繭山龍泉堂だからこそ実現できる展覧会です。

AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁(10/16-11/1)

この展覧会の
広報用データのお申込みはこちら
ログインしてご利用ください。

展覧会概要

約1000年前の宋代は、書画や陶磁、漆器など、さまざまな美術工芸が高度に成熟し、中国美術史における一つの頂点を築いた時代です。その洗練された美意識は陶磁にも表れ、端正で無駄のない器形や静かな色彩、卓越した技術によって、今日まで「クラシック(古典)」として受け継がれる宋磁が生み出されました。専門的な知識がなくても、現代の私たちが「美しい」「かっこいい」と直感的に感じられるその造形には、時代を超えて人を惹きつける魅力があります。
本展では、約120点の宋磁を通して、まずは一つひとつの作品が持つ色や形、その美しさをじっくりとご覧いただきたいと考えています。そして、その古典としての「宋磁」を深く学び、新たな美へと展開した清朝・康熙年間の作品も併せて展示します。宋磁を手本としながら新たな表現を生み出した康熙年間の作品からは、「温故知新」ともいえる創造の姿勢を垣間見ることができます。古典を学び、そこから新たな表現を生み出すその姿勢は、現代の創造活動にも一つの示唆を与えています。


本展の見どころ
1. 約1000年前に完成されていた、現代にも通じるモダンなフォルム
宋磁の大きな魅力の一つが、現代の目で見ても新鮮に映る、洗練された器形です。宋代には、過度な装飾を施すのではなく、器そのものの輪郭やプロポーション、釉薬の美しさを生かした作品が数多く生み出されました。なかでも、高台の高さや器の立ち上がりなど、細部まで計算された造形には、静かな緊張感と端正な美しさがあります。約1000年前につくられた器でありながら、現代のプロダクトやデザインにも通じるようなシンプルさと完成度を備えていることも、宋磁が時代を超えて愛される理由の一つです。

2. 百花繚乱の宋磁、多彩な窯それぞれに宿る個性
宋代には、汝窯、定窯、磁州窯など、さまざまな窯が存在し、それぞれに異なる技法や器形、装飾、釉薬の表現が発展しました。同じ「宋磁」でもその表情は実に多彩です。一方で、それらを並べて見ると、異なる窯の作品にもどこか共通する時代の空気が感じられます。多様でありながら、ひとつの時代の美意識に貫かれています。

3. 知識より先に、「色」と「形」で楽しむ宋磁
古美術というと、制作された時代や窯、技法などの専門知識が必要だと考えがちです。しかし、宋磁の魅力は、まず作品そのものの色や形から感じ取ることができます。「この色が美しい」「この形が好き」「このバランスが心地よい」という直感は、専門知識がなくても作品を楽しむための十分な入口です。そこから時代や窯、技法などを知ることで、作品の見え方はさらに広がります。本展では、知識に先立つ鑑賞の楽しさを大切にしています。

4. 自然光と間近な距離で味わう、宋磁本来の美
陶磁器は、光の当たり方によって色彩や釉薬の艶、表面の質感、立体感が大きく変わります。本展では、自然光の入る空間で、展示作品の多くをガラスケースに収めず、間近でご覧いただける展示環境を整えています。ガラス越しでは捉えにくい釉薬の微妙な表情や、器の細部、作品そのものが持つ存在感を、肉眼でじっくりと鑑賞することができます。ミュージアムクラスの宋磁を間近で味わう、古美術商ならではの鑑賞体験です。

5. 清代で再解釈された古典としての宋磁
本展では、宋代の作品に加え、その美を深く学びながら新たな表現へと展開した清朝・康熙年間の作品5点も展示します。康熙年間には、宋磁の器形や釉薬を手本としながら、当時の技術や美意識を取り入れた新たな作品が生み出されました。そこに見られるのは、過去の名品をそのまま模倣するのではなく、古典を学び、自らの時代にふさわしい美へと発展させる姿勢です。宋磁から清代へ続く美の系譜を、作品を通してご覧いただけます。

出展作品の詳細については、最新のプレスリリースファイルをダウンロードの上、ご覧ください。
最新プレスリリース 2026年9月10日版
プレスリリース 2026年7月29日版

福富太郎について

繭山龍泉堂(まゆやまりゅうせんどう)
1905年(明治38年)創業の繭山龍泉堂は、中国・韓国・日本を中心とした東洋古美術を専門に扱う古美術商です。120年以上にわたり培った審美眼と専門知識をもとに、真に価値ある作品を国内外の美術館やコレクターへ紹介し、日本の東洋古美術文化の発展に貢献してきました。これからも「真価のある美術品を見出し、日本へ残していく。」という想いのもと、時代を超えて受け継がれる美と人をつなぎ、その価値を次世代へ継承してまいります。

日本の東洋古美術の価値基準を築いてきた古美術商「繭山龍泉堂」
120年以上にわたり培ってきた審美眼
繭山龍泉堂は1905年の創業以来、120年以上にわたり東洋古美術の優品を見極め、紹介し続けてきました。長年にわたる研究と経験によって培われた審美眼と専門知識は世界でも高く評価されており、本展はその知見を凝縮した展覧会です。

国内外から信頼される確かな実績
繭山龍泉堂が選び抜いた作品は、国内外の著名なコレクターやメトロポリタン美術館(ニューヨーク)などに数多く収蔵されています。また、創業70周年を記念して刊行した名品図録『龍泉集芳』は、現在でもコレクターや研究者にとって重要な指針として高く評価されており、繭山龍泉堂が日本の東洋古美術の価値基準を築いてきたことを物語っています。

開催概要

展覧会名AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁
会期
2026年10月16日(金)〜2026年11月1日(日)
会場 繭山龍泉堂 / RYUSENDO GALLERY
住所 104-0031 東京都中央区京橋2-5-9 Google Map
展示室 RYUSENDO GALLERY(繭山龍泉堂 隣接)
時間
11:00〜18:00
休館日
会期中無休
入場料
無料
TEL 03-3561-5146
URL
【繭山龍泉堂 公式サイト】
https://www.mayuyama.jp
URL2
【RYUSENDO GALLERY】
https://ryusendogallery.com
SNS
主催 繭山龍泉堂

図録のご案内

福富太郎について

100年残る一冊へ「AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁」
本展では、展覧会の開催に合わせ、約290頁に及ぶ図録を刊行します。美術館や博物館では展覧会図録の刊行は一般的ですが、古美術商が一つの展覧会のために、作品の詳細な図版に加え、専門家による研究・解説を収録した本格的な図録を制作することは、決して多くありません。
繭山龍泉堂にとって、図録は展覧会の記録にとどまるものではありません。展覧会がわずか数週間で終了する一方、書籍はその後も長く残り、作品とその来歴などを後世へ伝える役割を担います。創業70周年を記念して刊行した名品図録『龍泉集芳』が、現在もコレクターや研究者にとって重要な資料として参照されているように、今回の図録もまた、作品を選び、調査し、記録し、その魅力を言葉と図版によって残すという、繭山龍泉堂の学究的な姿勢を形にしたものです。展覧会と図録、その両方を通して「宋磁」の美と価値を未来へ伝えていきます。

本展図録の論文パートは、中国陶磁史研究の第一人者であり、大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長の出川哲朗氏が執筆します。長年にわたり宋磁をはじめとする中国陶磁の研究・展覧会・出版活動を牽引してきた知見をもとに、作品の時代背景や窯ごとの特色、美術史的意義をわかりやすく解説します。本論文によって、この図録は展覧会の図版集にとどまらず、宋磁への知識的な理解をより深めていただける一冊となっています。繭山龍泉堂が培ってきた審美眼と、第一人者による学術的視点が融合した、本展ならではの価値ある図録です。

論文執筆:出川哲朗氏プロフィール
1951 年生まれ。大阪大学基礎工学部物性物理学科卒業後、大阪大学文学部美学科卒業。同大学院修士課程修了。西宮市大谷記念美術館学芸員、大阪市立東洋陶磁美術館学芸員、同学芸課長を経て、2008 –2022年大阪市立東洋陶磁美術館館長。2022年4月より同館名誉館長。著書に『明末清初の民窯』(共著)、『アジア陶芸史』(共著)など。第32 回小山冨士夫記念賞(平成23 年)受賞。

タイトル:AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁
判型:A4変形
ページ数:約290頁
掲載作品数:121点
発売日:2026年10月
価格:未定
購入方法:店頭販売、オンライン販売

広報用画像一覧

  • 画像説明AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁(10/16-11/1)
  • 画像説明≪木葉天目≫ 吉州窯 南宋時代(12~13世紀) 口径:15.2 cm
  • 画像説明《青磁鍔縁洗》 龍泉窯 南宋時代(13世紀) 口径:15.3 cm
  • 画像説明《白磁印花牡丹文盤》 定窯 北宋〜金時代(12世紀) 径:19.8 cm
  • 画像説明《月白釉鉢》 鈞窯 金時代(12〜13世紀) 口径:14.4 cm
  • 画像説明《建盞》 建窯 南宋時代(12〜13世紀) 口径:12.6 cm
  • 画像説明≪白釉鉄絵花文深鉢≫ 磁州窯 金時代(12世紀) 高:13.4 cm
  • 画像説明≪青白磁瓜形水注≫ 景徳鎮窯 北宋時代(11〜12世紀) 高:25.5 cm
  • 画像説明≪天藍釉瓶≫ 景徳鎮窯 清時代 康熙在銘(1662〜1722年) 高16.3 cm
  • 画像説明繭山龍泉堂社屋
    (国登録有形文化財 設計:東畑謙三 1960年竣工)
  • 画像説明過去の展覧会の様子(内観)
  • 画像説明過去の展覧会の様子
  • 画像説明図録「AN EXHIBITION OF SONG CERAMICS 2026 宋磁」
  • 画像説明創業70周年を記念して刊行した名品図録『龍泉集芳』
  • 画像説明図録 論文ページ
  • 画像説明図録 作品ページ

会員向けご提供広報用データ

ログイン または 新規会員登録の上、お申込みいただけます。
画像データの一括ダウンロード
繭山龍泉堂 / RYUSENDO GALLERYの施設(外観・内観)画像も同時ご提供
この展覧会の
広報用データのお申込みはこちら
ログインしてご利用ください。
  • ログインされていない場合は、
    ログインの上、お申込み画面にお進みください。
  • ご新規の媒体は、ご登録の上、お申込みください。
    ご登録の際はご利用規約をお目通しの上、ご利用ください。
注意事項
当サイトのご利用にはログインが必要です。ログインの上、ご利用ください。 会員新規登録はこちらから
ご登録は、報道・メディア関係者の方に限ります。それ以外の一般の方はご登録いただけませんので、ご了承ください。
  • 推奨環境について:Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Safari各最新版、Internet Explorer11、iOS11.0以降、Android 6.0以降を推奨しております。推奨環境以外でのご利用や、推奨環境下でもブラウザの設定によっては、ご利用できないもしくは正しく表示されない場合がございます。また、JavaScript、Cookieが使用できる環境でご利用ください。不具合が生じた場合は、ARTPR担当者 までご連絡ください。