プレスリリース

UPDATE

漆芸礼讃 -漆工・三砂良哉-

開催期間会期
※掲載申込み受付終了

逸翁美術館(大阪府池田市栄本町12-27)にて、「漆芸礼讃 -漆工・三砂良哉-」を2024年9月21日(土)より開催いたします。「無名、だが本物ー」、本展のキャッチコピーに掲げている作家の名は、三砂良哉(みさごりょうさい・1887~1975)。明治から昭和にかけて活躍した漆芸家です。西宮で代々酒造業を生業としていた家に生まれ、幼少期に日本画家 守住貫魚に私淑し日本画を学んだ後、明治30年代には漆芸の道に入りました。大阪府工芸協会に所属し、大阪を代表する漆芸家の一人として活躍しました。天才的な技術を持ちながらも世に知られなかった悲運の漆工 三砂良哉、その漆芸の粋を集めた作品をぜひご覧ください。

三砂良哉作「黒地蜜柑蒔絵手箱」大正10年 阪急文化財団蔵

この展覧会の広報用データのお申込みは
終了しました。

展覧会概要

三砂良哉(みさごりょうさい・1887~1975)は、明治から昭和にかけて活躍した漆芸家です。西宮で代々酒造業を生業としていた家に生まれましたが、幼少期に日本画家守住貫魚に私淑し日本画を学んだ後、明治30年代には漆芸の道に入りました。大阪府工芸協会に所属し、大阪府工芸展覧会などに出品を重ね、大阪を代表する漆芸家の一人として活躍しました。その後、昭和4年(1929)に小林一三が創立した在阪の工芸作家による「阪急工美会」の幹事、昭和13年(1938)には、武者小路千家・第十二代家元愈好斎宗守及び木津聿斎が組織した「清技会」にも名を連ねています。寡作な作家ではありませんでしたが、未だ高い評価を得られていません。しかし絵画的で精妙優美な作風で知られ、遺っている作品は技術力の高さだけでなく、創作性・デザイン力に満ちあふれています。愈好斎をはじめ、清海泰堂など武者小路千家の茶人や、小林一三に好まれたのもうなずけます。

小林一三と三砂良哉がいつ出会ったのか、明治42年頃には知遇を得ていたことが近年の研究で判明しましたが、不明な点も残っています。しかし良哉はたびたび池田を訪れており、一三の好み物を多く手がけました。

本展では三砂良哉を大々的に取り上げる日本で初めての展覧会です。天才的な技術を持ちながらも世に知られなかった悲運の漆工三砂良哉、その漆芸の粋を集めた作品をぜひご覧ください。

「漆芸」は日本が世界に誇る伝統的な文化です。元旦に起きた地震では漆工芸品の一大産地である輪島が大きな被害を受けました。本展の開催を通じて「漆芸」に興味関心を持っていただくことで、輪島の復興の一助にもなることも期待するものです。

開催概要

会期
2024年9月21日(土)〜2024年11月24日(日)
会場 逸翁美術館
住所 563-0058 大阪府池田市栄本町12-27 Google Map
休館日
毎週月曜日(ただし9/23・10/14・11/4は開館、9/24・10/15・11/5は休館)
観覧料
一般1000円、大・高生 800円 中学生以下無料
TEL 072-751-3865
URL
【逸翁美術館 公式サイト】
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/
URL2
【逸翁美術館 公式サイト|展覧会詳細ページ】
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/2024/06/22/post_9/007708/
SNS
主催 公益財団法人 阪急文化財団
特別協力 武者小路千家・公益財団法人 官休庵

講演会・講座

講演会「好み物を楽しむ―茶人と職人の共同作業」
10月14日(祝・月) 午後2時~
武者小路千家 家元後嗣 隨縁斎 千宗屋氏

学芸員講座
9月23日(祝・月)、11月16日(土)
いずれも午前10時30分~

広報用画像一覧

  • 画像説明三砂良哉作「黒地蜜柑蒔絵手箱」大正10年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作「黒地石蕗蒔絵盆」 昭和29年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作「黒地光琳写杜若蒔絵螺鈿薄茶器」 昭和23年(推定)阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作「黒地百合蒔絵螺鈿中次」 昭和26年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作 「スペイン扇子蓮弁文蒔絵香合」 昭和26年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作 「スペイン扇子蓮弁文蒔絵香合」(内部) 昭和26年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作 「スペイン扇子山水文蒔絵香合」 昭和26年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作 「スペイン扇子山水文蒔絵香合」(内部) 昭和26年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作「朱地君が代楽譜蒔絵棗 愈好斎好」 昭和時代 阪急文化財団蔵
  • 画像説明三砂良哉作「黒地歌劇雛祭楽譜蒔絵棗 逸翁好」 昭和8年 阪急文化財団蔵
  • 画像説明

会員向けご提供広報用データ

ログイン または 新規会員登録の上、お申込みいただけます。
広報用画像1点以上を使用し、ご紹介いただいた媒体には、読者プレゼント用ご招待チケット5組10名様分をご提供可能
画像データの一括ダウンロード
逸翁美術館の施設(外観・内観)画像も同時ご提供

この展覧会の広報用データのお申込みは
終了しました。

  • ご新規の媒体は、ご登録の上、お申込みください。
    ご登録の際はご利用規約をお目通しの上、ご利用ください。
注意事項
当サイトのご利用にはログインが必要です。ログインの上、ご利用ください。 会員新規登録はこちらから
ご登録は、報道・メディア関係者の方に限ります。それ以外の一般の方はご登録いただけませんので、ご了承ください。
  • 推奨環境について:Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Safari(Mac)各最新版、Internet Explorer11、iOS11.0以降・Safari最新版、Android 6.0以降・Google Chrome最新版を推奨しております。推奨環境以外でのご利用や、推奨環境下でもブラウザの設定によっては、ご利用できないもしくは正しく表示されない場合がございます。また、JavaScript、Cookieが使用できる環境でご利用ください。不具合が生じた場合は、ARTPR担当者 までご連絡ください。