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青空は、太陽の反対側にある
原美術館/原六郎コレクション 第1期(春夏季)

開催期間会期
※掲載申込み受付終了

原美術館 ARC(群馬県渋川市金井 2855-1)では、「青空は、太陽の反対側にある」展 第1期(春夏季)を2023年3月24日(金)より9月3日(日)まで開催いたします。作品制作や鑑賞のあり方の一端を表す言葉を当館の豊かな自然環境に求め、「青空は、太陽の反対側にある」と題し、「原美術館コレクション」(現代美術)と「原六郎コレクション」(東洋古美術)を春夏季と秋冬季の2期に分け展観いたします。

奈良美智『Eve of Destruction』2006年 カンヴァスにアクリル絵具 117.0x91.0cm ©Yoshitomo Nara

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展覧会概要

雲ひとつない晴れた日に原美術館ARCを訪れて最初に目にするもの――それは大きな青空です。青空と山々の深緑や紅葉、そして青空と端正な黒色の磯崎新建築とのコントラストは、恐らくここでしか見ることのできない感動の光景。しかしよく見ると、青空の青さにはわずかに濃淡があります。輝く太陽の周りは少し白っぽく、太陽から離れるにつれ青さが増してゆく。思い描く理想の青い空は太陽の反対側にあります。

本展では、「青空は、太陽の反対側にある」をキーフレーズに、自身の理想を求めて当時の美術的・社会的動向に背を向けた荒川修作や久保田成子、ギルバート&ジョージやヨーゼフ ボイスなど、国内外の作家の表現を展観します。

まず、現代美術ギャラリーA、B、Cでは、常識や慣習、既存の価値観に抗うことで、または視点を変えることで独自の地平を切り開く作家や、声高ではなくとも社会や美術の潮流に疑問を呈する作家、そして自身の心に深く潜ることで新たな表現を浮上させる作家の作品をご覧いただきます。

一方、特別展示室 観海庵には、鎖国の江戸期に西洋絵画や科学に傾倒した司馬江漢や、「朦朧体」と揶揄されながらも墨線を否定し、独自の表現を切り開いた横山大観の作品を展示します。また、通常は東京国立博物館に寄託している原六郎コレクション、『青磁下蕪花瓶』(国宝)と『青磁袴腰香炉』がお里帰り(展示期間:3月24日~4月26日)。どちらも爽やかな青空色が美しい名品です。さらに、「光悦本」と呼ばれる希少な古活字本である『謡本』を帖を替えながら通年展示。記録に残る限りでは、『青磁袴腰香炉』は明治45年に東京帝室博物館(現 東京国立博物館)開催の特別展覧会「和漢青磁器」展以来の一般公開、『謡本』は初公開となります。

輝く太陽にあえて背を向け、順光に映し出される鮮やかな青空と原美術館ARCをどうぞご堪能ください。


本展の見どころ

1.当時の“女性アーティスト”の枠に囚われず、彫刻表現を拡張した久保田成子や、美術の伝統的価値に異を唱えた「反芸術」の作家など、当館が40余年の歳月をかけ収集した現代美術家の作品を紹介。

2.明治の実業家・原六郎の収集品から、通常は東京国立博物館に寄託している国宝『青磁下蕪花瓶』と『青磁袴腰香炉』が里帰りする他、「光悦本」と呼ばれる希少な古活字本、『謡本』を展示。『青磁袴腰香炉』は明治期以来の一般公開、『謡本』は初公開。
※『青磁下蕪花瓶』、『青磁袴腰香炉』の展示は3月24日から4月26日まで。


出品作家(予定)
第1期
現代美術:艾未未(アイ ウェイウェイ)、安藤正子、イェルク インメンドルフ、河原温、リー キット、ギルバート&ジョージ、スラシ クソンウォン、佐藤時啓、須田悦弘、ルフィーノ タマヨ、ジャン デュビュッフェ、奈良美智、ゲオルク バゼリッツ、A. R. ペンク、ヨーゼフ ボイス、張洹(ジャン ホワン)、やなぎみわ、ジム ランビー、ロイ リキテンシュタイン、ジャン=ピエール レイノーなど
古美術:『青磁下蕪花瓶』(国宝)、『青磁袴腰香炉』、『青磁水注花入』、『光悦謡本』、狩野派『花鳥図屏風』、『紫陽花蒔絵重箱』、本阿弥光悦『蝶下絵和歌巻(古今和歌集春歌上)』など

第2期
現代美術:カレル アペル、荒川修作、アルマン、アルマンド、アンディ ウォーホル、クレス オルデンバーグ、工藤哲巳、久保田成子、クリスト、ヴィレム デ クーニング、篠原有司男、セザール、アントニ タピエス、蜷川実花、エルネスト ネト、森村泰昌、ロバート メイプルソープ、マーク ロスコなど
古美術:司馬江漢『冨嶽図』、横山大観『海辺曙色図』、『光悦謡本』、本阿弥光悦『蝶下絵和歌巻(古今和歌集春歌上)』など


通年展示作品
アニッシュ カプーア『虚空』、草間彌生『ミラールーム(かぼちゃ)』、宮島達男『時の連鎖』、森村泰昌『輪舞(双子)』、奈良美智『My Drawing Room』、束芋『真夜中の海』、鈴木康広『日本列島のベンチ』など


屋外作品
一昨年閉館した原美術館(東京)から4点の屋外作品を移設しました。併せてお楽しみください。
飯田善國『風の息吹き』(1980年)、関根伸夫『空相』(1980年)、多田美波『明暗No.2』(1980年)、イサム ノグチ『物見台』(1959-81年)

ジャン=ピエール レイノー『十字架』 草間彌生『ミラールーム (かぼちゃ)』
広報用図版について
ジャン=ピエール レイノー『十字架』と草間彌生『ミラールーム (かぼちゃ)』の図版掲載については、当館への掲載依頼後、別途各媒体からの著作権使用許可申請が必要です。掲載をご希望の場合は、まずは当館の広報お問い合わせ先までご連絡ください。
(画像左)ジャン=ピエール レイノー『十字架』1972年 木と鉄にペイント 144.5 x 127.0 x 50.0cm © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 G3063
(画像右)草間彌生『ミラールーム (かぼちゃ)』1991/1992年 ミクストメディア 本体200.0 x 200.0 x 200.0 cm ©Yayoi Kusama 撮影:木暮伸也

開催概要

会期
2023年3月24日(金)〜2023年9月3日(日)
第1期(春夏季) 2023年3月24日(金)―9月3日(日)
第2期(秋冬季) 2023年9月9日(土)―2024年1月8日(月・祝)
*特別展示室・觀海庵は会期中展示替えがあります
会場 原美術館 ARC
住所 377-0027 群馬県渋川市金井 2855-1 Google Map
時間
9:30〜16:30(最終入館時間 16:00)
休館日
木曜日(祝日および8月を除く)、1月1日、8月中無休 *2024年1月9日(火)~3月中旬まで冬季休館
入場料
一般1,800円(1,500円)、大高生1,000円(700円)、小中生800円(500円)*カッコ内はオンライン前売り料金
・原美術館ARCメンバーシップ会員は無料、学期中の土曜日は群馬県内の小中学生の入館無料、各種割引あり。
TEL 0279-24-6585
URL
【原美術館 ARC|公式サイト】
https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
URL2
【原美術館 ARC 公式サイト|展覧会ページ】
https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/exhibition/1266/
SNS
交通案内・JR上越/吾妻線「渋川駅」(上越/北陸新幹線利用の場合は「高崎駅」で上越/吾妻線に乗り換え)より、関越交通バス「伊香保温泉」または「伊香保榛名口」行き(3番のりば)にて約15分、「グリーン牧場前」下車、徒歩7分。または「渋川駅」よりタクシーで約10分。
・お車の場合、関越自動車道「渋川・伊香保I.C.」より8 km、約15分。(無料駐車場50台、大型バス駐車場2台)
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広報用画像一覧

  • 画像説明奈良美智『Eve of Destruction』2006年 カンヴァスにアクリル絵具 117.0x91.0cm ©Yoshitomo Nara
  • 画像説明『青磁下蕪花瓶』南宋時代 磁器 撮影:上野則宏 ※第1期 前期展示(2023年3月24日から4月26日)
  • 画像説明「青磁袴腰香炉」年代不詳、磁器 ※第1期 前期展示(3月24日から4月26日)
  • 画像説明ギルバート&ジョージ『成熟』1986年 写真 241.3 x 151.1cm © Gilbert & George
  • 画像説明横尾忠則『戦後』1985年 セラミックにシルクスクリーン 240.0 x 240.0cm © Tadanori Yokoo
  • 画像説明やなぎみわ『My Grandmothers: AI』2003年 ライトジェットプリント 180.0x240.0cm ©Miwa Yanagi
  • 画像説明篠原有司男『シマウマとライオンのイチゴ合戦』1992年 カンヴァスにアクリル絵具 210.0 x 360.0cm © Ushio Shinohara
    撮影:木暮伸也
  • 画像説明蜷川実花『PLANT A TREE』2011年 Cプリント 48.5 x 72.8cm ©mika ninagawa
  • 画像説明狩野派『花鳥図屏風』(右隻)桃山~江戸時代 紙本墨画 六曲一隻 163.3 x 383.4cm(三井寺旧日光院客殿障壁画) ※第1期 前期展示(2023年3月24日から6月中旬)
  • 画像説明『青磁水注花入』年代不詳 磁器 撮影:木暮伸也 ※第1期 前期展示(2023年3月24日から6月中旬)
  • 画像説明『紫陽花蒔絵重箱』江戸時代 五段重箱 26.5 x 28.5 x 39.8cm ※第1期 後期展示(2023年6月中旬から9月3日)
  • 画像説明司馬江漢『冨嶽図』江戸時代 絹本著色 142.2 x 81.1cm ※第2期展示予定
  • 画像説明横山大観『海辺曙色図』明治時代 絹本著色 127.2 x 40.8cm ※第2期展示予定
  • 画像説明本阿弥光悦『蝶下絵和歌巻(古今和歌集春歌上)』(部分)江戸時代紙本金銀泥絵墨書 一巻 33.2 x 372.2cm
  • 画像説明奈良美智『My Drawing Room』2004/2021年 312.0 x 200.5 x 448.0cm ©Yoshitomo Nara 撮影:木暮伸也
    ※『My Drawing Room』内全作品貸出しのため、第2期は作家による特別展示になります。
  • 画像説明鈴木康広『日本列島のベンチ』 2014/2021年 ミクストメディア ©Yasuhiro Suzuki 撮影:木暮伸也
  • 画像説明森村泰昌『輪舞(双子)』1994/2021年 ミクストメディア ©Yasumasa Morimura 撮影:木暮伸也

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