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ガンダーラの仏像と仏伝―釈尊のすがた―

開催期間会期

半蔵門ミュージアムでは、特集展示「ガンダーラの仏像と仏伝―釈尊のすがた―」を2026年5月23日(土)から開催いたします。仏像が初めてつくられた地域として知られるガンダーラ。本展では、釈尊の姿が刻まれているガンダーラ仏を並べてご紹介します。釈尊像の特徴のひとつは、頭部の後ろに頭光と呼ばれる円形の光が刻まれていることです。頭頂部が盛り上がっていることや、一枚の衣を身に巻き付けていることなども特徴的です。さらに、周囲の神々や人々に比して大きく表現されています。これは釈尊が偉大な人物として崇拝されていたことを顕示しているのです。人々や神々から敬慕されていた、崇高・偉大な釈尊の姿をご覧ください。

説法印仏坐像 3世紀頃

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展覧会概要

ガンダーラ(現在のパキスタン北部とアフガニスタン東部)は、仏像が初めてつくられた地域として知られていますが、釈尊像の特徴のひとつは、頭部の後ろに頭光と呼ばれる円形の光が刻まれていることです。頭頂部が盛り上がっていることや、一枚の衣を身に巻き付けていることなども特徴的です。さらに、周囲の神々や人々に比して大きく表現されています。これは釈尊が偉大な人物として崇拝されていたことを顕示しているのです。

今回の特集展示では、釈尊の姿が刻まれているガンダーラ仏を並べました。「占相」は赤子の釈尊に頭光があらわされています。「梵天勧請」は悟りを開いた釈尊に対して、梵天と帝釈天が人々に説法することを要請し、釈尊がそれを受け入れたところです。釈尊は実際に各地で説法を行い、多くの人々が聴聞に駆け付け、神々や動物も集いました。「説法印仏坐像」や「帝釈窟説法」は、釈尊の凛とした姿です。また、入滅(涅槃)後に釈尊の遺骨(舎利)を祀る供養塔が建てられました。「ストゥーパ型舎利容器」は舎利塔のミニチュア版で、「円筒型舎利容器」は金箔で荘厳されています。

加えて、17世紀頃にミャンマーで制作された「仏足石」も特別展示しました。左足跡をかたどり、装飾を施したものです。その大きさや壮麗さからも、釈尊が尊崇されていたことがうかがわれます。

また、釈尊の姿が絵画として描かれる際は、その肌も衣も金色にあらわされました。金色に光輝くような尊者として崇められていたことを示しているのです。そうした作例として、「釈迦十六善神像」と「仏涅槃図」を展示しました。周囲の神々や人々に比して大きく描かれていることもわかります。

常設展示のガンダーラ仏とともに、人々や神々から敬慕されていた、崇高・偉大な釈尊の姿をご覧ください。


本展のみどころ
ガンダーラ作品で釈尊のすがたを観る
常設展示とともに、特集展示のガンダーラ作品を通して、釈尊の生涯や釈尊のすがたを紹介します。

仏画で釈尊のすがたを観る
ガンダーラ作品で展覧会は構成される本展ですが、仏涅槃図や釈迦十六善神像など仏画でも釈尊のすがたをみることができます。

釈迦十六善神像 江戸時代 18世紀" 仏涅槃図(ぶつねはんず) 江戸時代 宝暦10(1760)年"

(左)仏涅槃図 江戸時代 宝暦10(1760)年
(右)釈迦十六善神像 江戸時代 18世紀


舎利容器の中身を公開
釈尊の入滅(涅槃)後、その遺骨(舎利)を祀る供養塔が建てられ、塔内には舎利容器と呼ばれる小容器が納められておりました。実際には、遺骨の替わりに金銀や宝石が納められることも少なくない。本展では、古代ガラスのビーズや青い石など舎利容器の中身を展示します。
ストゥーパ型舎利容器 2~3世紀" ストゥーパ型舎利容器(2~3世紀)納入物"

(左)ストゥーパ型舎利容器 2~3世紀
(右)舎利容器に納められていた金の容器と納入物



常設展示
ガンダーラの仏伝浮彫、鎌倉時代初期の仏師運慶作と推定される大日如来坐像(重要文化財)、醍醐寺ゆかりの如意輪観音菩薩坐像、不動明王坐像、二童子立像を常設展示しています。


同時開催
「東京写真月間2026」
アジアの写真家たち中央アジアーウズベキスタン

後援:外務省・在日ウズベキスタン共和国大使館
会期:2026年5月23日(土)~9月27日(日)
休館日:月・火曜日
日時:10:00-17:30(最終入館17:00)
会場:半蔵門ミュージアム 3F

〈第一部〉5月23日(土)〜8月9日(日)

〈第二部〉8月12日(水)〜9月27日(日)
<125 Years of Uzbek Photography 1879-1990>より

<ご参考>
日本写真協会 公式サイト https://www.psj.or.jp/
東京写真月間2026チラシ https://www.psj.or.jp/img/syashingekkann_2026_Asia.pdf

開催概要

展覧会名ガンダーラの仏像と仏伝―釈尊のすがた―
英語表記Śākyamuni in Gandharan Art The Buddha’s Life and Images of Reverence
会期
2026年5月23日(土)〜2026年9月27日(日)
会場 半蔵門ミュージアム
住所 102-0082 東京都千代田区一番町25 Google Map
時間
10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日
毎週月曜日・火曜日
入場料
無料
TEL 03-3263-1752
URL
【半蔵門ミュージアム|公式サイト】
https://www.hanzomonmuseum.jp
URL2
【半蔵門ミュージアム|公式サイト 展覧会詳細ページ】
https://www.hanzomonmuseum.jp/news/2026/03/post-120.html
SNS
アクセス
・東京メトロ半蔵門線『半蔵門駅』下車 4番出口(地上1階)左すぐ
・東京メトロ有楽町線『麹町駅』下車 3番出口から徒歩5分
・JR『四ツ谷駅』下車 徒歩15分
※駐車場および駐輪場はございません。
※都合により、展覧会およびイベント等が中止または変更となる場合がございます。
最新情報は、当館公式サイトをご覧ください。

イベント

イベントはいずれも、
会場:半蔵門ミュージアム3階ホール(定員60名)
対象:中学生以上
参加費:無料

講演会「涅槃図の世界」会場・オンライン併催予定
釈尊が亡くなった時の情景を表す涅槃図は、ガンダーラで造形が始まり、中国を経て日本に伝わりました。涅槃図の構図、そこに描かれる個々の景物、登場人物のエピソードなどを紹介しつつ、日本の涅槃図の特徴を解説します。
日時:7月5日(日)14:00~15:30
講師:吉田 典代(半蔵門ミュージアム 上席客員研究員)
※事前申込(期間:会場聴講4月15日〜5月31日、オンライン聴講4月15日〜7月4日)

講演会「釈尊と弟子たちのすがた」会場・オンライン併催予定
仏教の開祖、釈尊を支えたのはどのような弟子たちだったのでしょうか?仏教経典には、山に籠もる生活が得意な大迦葉や、釈尊や兄弟子に注意されながらも成長していく弟子たちの個性豊かなエピソードが伝えられています。今回は、仏伝浮彫や仏涅槃図などを中心に彼らのすがたをご紹介いたします。
日時:8月2日(日)14:00~15:30
講師:岩田 朋子氏(龍谷大学教授)
※事前申込(期間:会場聴講4月15日〜5月31日、オンライン聴講4月15日〜8月1日)

上記2つの講演会の申込方法:
当館公式サイトの「お知らせ」または「講演会/イベント」の申込みフォームからお申込みください。
【講演会に関するお問い合わせ先】
イベント事務局 Tel 090-9544-9572 受付時間:10時~18時 *土日祝日を除く Email event@faith-web.net

江戸歴史文化講座「大名でも旗本でもない殿様」会場・オンライン併催
江戸時代の大名・旗本という区分にあてはまらない武家がいました。家臣は少なく、江戸に自らの屋敷を持たない例もあります。石高は低いけれども格式は高い、ちょっと変わった殿様たちのすがたを紹介します。
日時:6月14日(日)14:00~15:00 
講師:岡崎 寛徳(当館上席学芸員)
※会場聴講は、事前申込不要(当日先着順)
オンライン聴講URLは、公式サイトに掲載いたします。

半蔵門ミュージアムについて

半蔵門ミュージアムについて
半蔵門ミュージアムは、真如苑が所蔵する仏教美術を一般に公開するために設立した文化施設で、2018年に開館いたしました。地下鉄「半蔵門駅」出口すぐの、都心の交通が簡便な場所にあり、入場料は無料です。

メインの地下展示室は常設・特集展示エリアからなり、歴史と信仰によって育まれてきた仏像や仏画などの仏教美術と静かに向き合っていただけます。積層する大理石(トラバーチン)の床、壁で構成され、信仰心を呼び起こす、精神性の高い石室のような空間です。ほとんどの展示品はガラスケースに入れておらず、直接鑑賞することができます。設計は平等院ミュージアム鳳翔館や国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館などを手がけた建築家の栗生明氏によるものです。
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運慶作と推定される大日如来坐像
東京国立博物館の寄託から半蔵門ミュージアムの創設・展示へ
運慶作と推定される大日如来坐像

当館の代表的な所蔵作品に、運慶作と推定される重要文化財 大日如来坐像(鎌倉時代初期)があります。個人が所蔵していたこの像を、現在の当館館長である山本勉が調査したのは2003年のことです。まもなく像は東京国立博物館に寄託され、2004年4月の公開と同時に、山本が論文「新出の大日如来像と運慶」を発表して運慶作品である可能性を論じました。その後、2008年にNYでオークションにかけられ、運慶作品の国外流出危機という社会的な話題を呼びました。この際に文化財保護の観点から真如苑が像を購入、その年の夏から東京国立博物館の寄託に戻って再公開され、翌年の2009年には重要文化財に指定されました。やがて公開施設として、半蔵門ミュージアムが創設され、2018年から一般公開を開始し、大日如来像は展示室の中央に常設展示されています。

大日如来像の特色と仏師運慶
金剛界の大日如来像は、智慧の象徴である智拳印を結んでいます。現在は失われていますが、当初は宝冠や胸飾・瓔珞などで荘厳されていたのでしょう。像の作風は平安時代末期、鎌倉時代前期に活躍した仏師運慶(?~1223)の作品、とくに運慶が文治5(1189)年に造った神奈川県横須賀市・浄楽寺阿弥陀三尊像と共通しています。像内は上げ底式内刳りと呼ばれる技法で密閉され、五輪塔形の木札や仏像の魂といえる心月輪(水晶珠)などが納められていますが、この技法は浄楽寺にみられるものです。これらの観点から像は、記録にみえる足利義兼(?~1199)が建久4(1193)年に足利・樺崎寺(現在廃寺)下御堂に造った大日如来像にあたると考えられています。

大日如来像のひみつ
大日如来像内の納入品は、2003年に撮影されたX線写真によって確認されましたが、その後のさらなる科学調査によって詳細が報告されています。像内の中央部には、上部を五輪塔形にかたどり、彩色して種子を書き、基部には梵字の陀羅尼を書いた木札が立てられており、その半ばの高さには水晶珠が留められており、その横には舎利を籠めた五輪塔形容器が位置すること、下方には紐束のはいった袋があることなどが明らかになってまいりました。当館では、これらの詳細も展示紹介しております。

また、当館の運慶作とされる大日如来坐像について当館館長が語る「インタビュー」もご参考にしてください。

広報用画像一覧

  • 画像説明説法印仏坐像 3世紀頃
  • 画像説明愛馬別離 2~3世紀
  • 画像説明梵天勧請 3世紀頃
  • 画像説明帝釈窟説法 2~3世紀
  • 画像説明【特別展示】仏足石 17世紀頃か
  • 画像説明ストゥーパ型舎利容器 2~3世紀
  • 画像説明ストゥーパ型舎利容器 2~3世紀 納入物
  • 画像説明仏涅槃図 江戸時代 宝暦10(1760)年
  • 画像説明
  • 画像説明
  • 画像説明

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