プレスリリース

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令和7年度早春展
アジアの仏たち
―永青文庫の東洋彫刻コレクション―

開催期間会期

永青文庫(東京都文京区目白台1-1-1)では、早春展「アジアの仏たち―永青文庫の東洋彫刻コレクション―」を2026年1月17日(土)から3月29日(日)まで開催いたします。永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ、1883~1970)は東洋美術に広く関心を持ち、中国考古や陶磁器ばかりではなく、中国の石仏・金銅仏、インドや東南アジアの彫刻をもコレクションに加えました。本展では重要文化財を含む中国彫刻のほか、多種多様なインド彫刻をご紹介します。

重要文化財「菩薩半跏思惟像」 中国 北魏時代(6世紀前半) 永青文庫蔵

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展覧会概要

永青文庫の設立者である細川護立(もりたつ、1883~1970)は幼少期から漢籍に親しみ、渡欧を機に東洋美術を広く蒐集し始めました。中国考古や陶磁器ばかりではなく、中国の石仏・金銅仏、インドや東南アジアの彫刻をもコレクションに加えています。とりわけ北魏から唐時代におよぶ中国彫刻は、近代日本においていち早く中国美術を紹介・蒐集した早崎稉吉(はやさきこうきち、1874~1956)の旧蔵品が大半を占め、各時代の特徴を表した重要な像が多く含まれます。 
本展では「菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしいいぞう)」や「如来坐像(にょらいざぞう)」(いずれも重要文化財)をはじめとする中国彫刻のほか、多種多様なインド彫刻を7年ぶりにご覧いただきます。
また、2025年8月より1年間、日本最古の美術誌『國華』の表紙を、“細川ミラー”の名で広く知られる「金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)」(国宝)が飾っています。それを記念して本展で特別展示します。


展覧会の見どころ
1.重要文化財3点を含む永青文庫の東洋彫刻コレクション、一挙紹介
本展は、永青文庫の東洋彫刻コレクションが一堂に会する7年ぶりの展覧会になります。永青文庫が所蔵する中国やインド彫刻のなかから、重要文化財3点を含む選りすぐりの作品をご紹介します。普段は熊本県立美術館に保管されている作品も出品しますので、この機会にぜひご覧ください。

2.永青文庫に残されていた貴重な蒐集記録も
本展で展示する中国石仏は、永青文庫の設立者・細川護立が早崎稉吉から入手したものです。早崎は、岡倉天心の助手として中国美術を日本に紹介し、また中国各地で美術品を蒐集しました。近年永青文庫で発見された「造像所獲記(ぞうぞうしょかくき)」は、早崎が蒐集した石仏について記した自筆メモ。入手した時期や場所、伝来などが記されており、石仏を売却する際の資料として作成したと考えられています。本展ではこの資料も公開します。

3.インドの神々もあわせて展覧
永青文庫にはインドの石彫が20点以上伝わり、8~12世紀のインドの宗教美術が一望できるコレクションとなっています。本展ではそのなかから、密教の女尊「ターラー菩薩立像」や、太陽の光を神格化した神「ヴィシュヌ立像」など多種多様なインド彫刻をご覧いただきます。

4.国宝“細川ミラー”を特別展示
“細川ミラー”として知られる「金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)」(国宝)は、細川護立が一目で「実に驚くべきもの」と直感し即購入した永青文庫の名品。金の象嵌による精緻な模様表現が見どころです。鏡面・鏡背面・鏡縁を別作りにしたのちに合体させるなど、中国・前3世紀頃の最高水準の技術が用いられています。2025年8月より1年間、日本最古の美術誌『國華』の表紙を本作が飾っていることを記念して、本展で特別展示します。

開催概要

展覧会名アジアの仏たち―永青文庫の東洋彫刻コレクション―
会期
2026年1月17日(土)〜2026年3月29日(日)
会場 永青文庫
住所 112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 Google Map
時間
10:00〜16:30(最終入館時間 16:00)
※状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。
※ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
休館日
毎週月曜日(ただし2月23日は開館し、2月24日は休館)
入館料
一般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
TEL 03-3941-0850
URL
【永青文庫 公式サイト】
https://www.eiseibunko.com/
SNS
主催 永青文庫
特別協力 熊本県立美術館、ホテル椿山荘東京
交通案内
《バス》JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅 出口3(「鬼子母神前」バス停)より、都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて「目白台三丁目」下車徒歩5分
《都電》都電荒川線早稲田駅より徒歩10分
《地下鉄》有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分/東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分
《ドコモ・バイクシェア》E2-14. 永青文庫

永青文庫とは

永青文庫とは 永青文庫とは
永青文庫は、肥後熊本54 万石を治めた細川家の下屋敷跡にある、東京で唯一の大名家の美術館です。細川家は南北朝時代の頼有(1332~91)を始祖とし、近世細川家の初代藤孝(幽斎、1534〜1610)と2 代忠興(三斎、1563〜1645)が大名家の礎を築き、3 代忠利より240 年にわたって熊本藩主をつとめました。永青文庫の名称は、中世細川家の菩提寺である建仁寺塔頭・永源庵の「永」、初代藤孝の居城・青龍寺城の「青」に由来します。所蔵品は、細川家伝来の美術工芸品や歴史資料、そして設立者である16 代細川護立(1883~1970)の蒐集品で、国宝8 件・重要文化財35 件を含む9 万4000 点にのぼり、テーマごとに展覧会を開催しています。永青文庫の建物は、昭和5 年(1930)に建てられた細川家の家政所(事務所)を展示施設としたものです。
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永青文庫とは 永青文庫とは
近隣のご案内
文京区立 肥後細川庭園
永青文庫に隣接する肥後細川庭園は、熊本藩主細川家の下屋敷跡で、目白台の自然景観や湧き水を活かした池泉回遊式庭園です。庭園内の「松聲閣」は細川家の学問所と伝えられる建物で、一時期は細川家の住まいとして使用されました。
https://higo-hosokawa-bunkyo.jp/

広報用画像一覧

  • 画像説明重要文化財「菩薩半跏思惟像」 中国 北魏時代(6世紀前半) 永青文庫蔵
  • 画像説明重要文化財「如来坐像」 中国 唐時代(8世紀前半) 永青文庫蔵
  • 画像説明「道教三尊像」 中国 北魏時代 永平年間(508~511年) 永青文庫蔵
  • 画像説明「如来坐像」 中国 唐時代(8世紀前半) 永青文庫蔵
  • 画像説明「ターラー菩薩立像」 インド パーラ時代(9~10世紀) 永青文庫蔵(熊本県立美術館保管)
  • 画像説明「ヴィシュヌ立像」 インド ポスト・グプタ時代(7~8世紀) 永青文庫蔵(熊本県立美術館保管)
  • 画像説明重要文化財「如来坐像」 中国 宋時代 元嘉14年(437年) 永青文庫蔵
  • 画像説明国宝「金銀錯狩猟文鏡」 中国 戦国時代(前4~前3世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明チラシ

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