プレスリリース

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令和6年度 夏季展
Come on!九曜紋 ―見つけて楽しむ細川家の家紋―
Come on, Kuyo-mon!:
Find Hidden Hosokawa Family Crests in the Collection

開催期間会期

永青文庫(東京都文京区目白台1-1-1)では、夏季展「Come on!九曜紋 ―見つけて楽しむ細川家の家紋―」を2024年7月27日(土)から9月23日(月・振)まで開催いたします。細川家の家紋・九曜紋(くようもん)は9つの星を表すとされ、2代忠興(ただおき)が織田信長より拝領したと伝えられます。当館初となる家紋をテーマとした本展では、武器武具、調度品、染織品など、九曜紋があしらわれた大名道具を幅広く展示。作品のあちこちに隠された九曜紋を見つけて楽しむ展覧会です。

「山鳥頭立越中頭形兜」 細川宗孝所用 江戸時代(18世紀) 永青文庫蔵

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展覧会概要

細川家の家紋・九曜紋(くようもん)は、9つの星(太陽、月、火・水・木・金・土の五惑星、日月食や彗星〈すいせい〉に関係するとされる羅睺星〈らごせい〉・計都星〈けいとせい〉)を表すといわれます。星の信仰に由来し、古くから加護を願って車や衣服にあしらわれ、やがて家紋として広く用いられるようになりました。細川家では、2代忠興(ただおき、1563~1645)が織田信長より九曜紋を拝領したと伝えられ、のちに多用された9つの円が離れた紋は「細川九曜」とも呼ばれます。細川家において九曜紋は、武器武具から調度品、染織品、掛軸の表装にいたるまで、様々なところに表されました。
当館初となる家紋をテーマとした本展では、こうした大名家の伝来品にみられる九曜紋を幅広く展示し、細川家と九曜紋の関わりを紹介します。作品のあちこちに隠された九曜紋を探しに、2024年夏は永青文庫へ Come on!

九曜紋とは
九曜星(太陽、月、五惑星、羅睺星〈らごせい〉、計都星〈けいとせい〉)を象った文様。1つの円の周りに8つの円を配した形で表され、平安時代より交通安全などの加護を願って乗り物や衣服に付けられました。のちに家紋として定着し、江戸時代には大名・幕臣100以上の家が九曜紋を用いていたといわれます。下総国の千葉氏の紋として知られ、関東から東北、やがて全国へと広まりました。

九曜紋

九曜紋

細川家と九曜紋
細川家には幾つかの家紋がありますが、九曜紋は、2代忠興(ただおき、1563~1645)のときに織田信長から拝領し、定紋(じょうもん、公式の場で用いる家紋)になったと伝えられます。細川家の家記『綿考輯録(めんこうしゅうろく)』によれば、信長の持つ小刀の柄に表された九曜紋があまりにも見事であったため、忠興が自身の衣服にこの紋を付けたところ、これを見た信長が細川家の家紋にするよう命じたといいます。その後、延享4年(1747)に7代宗孝(むねたか、1718~1747)が江戸城で斬り付けられる事件が勃発。一説には家紋の見間違いによる事故とされ、この事件を機に、細川家は9つの円を離した「細川九曜」に変更したともいわれています。


展覧会の見どころ
1.当館初の家紋展
永青文庫は、東京で唯一の大名家の美術館。これまで様々なテーマで展覧会を開催し、大名細川家に伝わる文化財をご紹介してきましたが、家紋をメインに取り上げるのは今回が初めてとなります。当館初、家紋尽くしの展覧会にどうぞご期待ください。

2.知られざる作品も!?細川家に伝わる大名道具を一堂に
山鳥の羽を扇状に付けた兜(※)、鞍の上にかける鞍覆など、当館ではあまり公開する機会のなかった珍しい作品も展示。九曜紋があしらわれた大名道具を幅広く紹介します。
(※)山鳥の頭立と兜は、作品保護のため別々に展示する予定です。

3.探してみよう九曜紋!誰もが楽しめる展覧会
今回の出展作品には、大小さまざまな九曜紋が表されています。作品のあちこちに隠された九曜紋を見つけて楽しむ展覧会は、夏休みのお子さまにもオススメです。さらに会期中には、館内の色々なところに九曜紋が出現する予定。作品とあわせてお楽しみください。


展示構成(予定)
九曜紋のルーツ
九曜紋の起源を解説するとともに、星の信仰に由来する軍扇などを紹介。
九曜紋を纏う
兜、陣羽織、鞍・鐙、肩衣など、武器武具・染織品を展示。
九曜紋と暮らす
香道具、料紙箱、煙草盆、銚子、飯器など、大名家の暮らしを彩った調度品を展示。
小さな九曜紋
表装に九曜紋が施された掛軸や巻物、刀装具など、小さな九曜紋をまとめて紹介。


プレゼント企画
暑い夏を乗り越える!特製「九曜紋うちわ」をプレゼント
「Come on!九曜紋」展の会期中(休館日を除く)にご来館の方、毎日先着30名様に永青文庫オリジナル「九曜紋うちわ」をプレゼントします。

開催概要

会期
2024年7月27日(土)〜2024年9月23日(月・振)
会場 永青文庫
住所 112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 Google Map
時間
10:00〜16:30(最終入館時間 16:00)
※状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。
※ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※当館の感染症予防対策については、ホームページをご覧ください。
休館日
毎週月曜日(ただし8月12日・9月16日・9月23日は開館し、8月13日・9月17日は休館)
入館料
一般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
TEL 03-3941-0850
URL
【永青文庫 公式サイト】
https://www.eiseibunko.com/
SNS
主催 永青文庫
特別協力 熊本県立美術館、ホテル椿山荘東京
交通案内
《バス》JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅 出口3(「鬼子母神前」バス停)より、都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて「目白台三丁目」下車徒歩5分
《都電》都電荒川線早稲田駅より徒歩10分
《地下鉄》有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分/東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分
《ドコモ・バイクシェア》E2-14. 永青文庫

永青文庫とは

永青文庫とは 永青文庫とは
永青文庫は、肥後熊本54 万石を治めた細川家の下屋敷跡にある、東京で唯一の大名家の美術館です。細川家は南北朝時代の頼有(1332~91)を始祖とし、近世細川家の初代藤孝(幽斎、1534〜1610)と2 代忠興(三斎、1563〜1645)が大名家の礎を築き、3 代忠利より240 年にわたって熊本藩主をつとめました。永青文庫の名称は、中世細川家の菩提寺である建仁寺塔頭・永源庵の「永」、初代藤孝の居城・青龍寺城の「青」に由来します。所蔵品は、細川家伝来の美術工芸品や歴史資料、そして設立者である16 代細川護立(1883~1970)の蒐集品で、国宝8 件・重要文化財35 件を含む9 万4000 点にのぼり、テーマごとに展覧会を開催しています。永青文庫の建物は、昭和5 年(1930)に建てられた細川家の家政所(事務所)を展示施設としたものです。
施設画像ダウンロードはこちらから


永青文庫とは 永青文庫とは
近隣のご案内
文京区立 肥後細川庭園
永青文庫に隣接する肥後細川庭園は、熊本藩主細川家の下屋敷跡で、目白台の自然景観や湧き水を活かした池泉回遊式庭園です。庭園内の「松聲閣」は細川家の学問所と伝えられる建物で、一時期は細川家の住まいとして使用されました。
https://www.higo-hosokawa.jp/

広報用画像一覧

  • 画像説明「山鳥頭立越中頭形兜」 細川宗孝所用 江戸時代(18世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「白羅紗九曜紋付陣羽織」 細川光尚所用 江戸時代(17世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「九曜紋散蒔絵鞍・鐙」 江戸時代(17~18世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「九曜紋紫羅紗鞍覆」 江戸時代(19世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「九曜紋蒔絵貝桶・合貝」 江戸時代(19世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「色絵九曜紋散香炉」 江戸時代(18世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「桜唐草九曜紋螺鈿料紙箱」 江戸時代(18~19世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明細川光尚筆 「和歌詠草」(部分) 江戸時代(17世紀) 永青文庫蔵
  • 画像説明「九曜紋目貫」 江戸時代 永青文庫蔵

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