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マリー・ローランサン ―時代をうつす眼

開催期間会期
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公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館(館長 石橋 寬)は、「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」展を開催します。本展では石橋財団コレクションや国内外の美術館から、20世紀前半に活躍した女性画家、マリー・ローランサン(1883-1956)の作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点、合計約90点を展示します。ローランサンの画業を複数のテーマから紹介し、関連する他の画家たちの作品と比較しつつ、彼女の作品の魅力をご紹介します。

マリー・ローランサン《プリンセス達》1928年、大阪中之島美術館

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展覧会概要

マリー・ローランサン(1883-1956)は、20世紀前半に活躍した女性画家です。キュビスムの画家として紹介されることも多くありますが、「前衛的な芸術運動」や「流派(イズム)」を中心に語る美術史の中にうまく収まらない存在です。ローランサン自身は、自分に影響を与えた存在として、同時代の画家マティス、ドラン、ピカソ、ブラックの名前を挙げていますが、彼らの様式を模倣することなく、パステルカラーの独自の画風を生み出しました。彼女は同時代の状況を見つつ、時代の要請を理解して、自らの方向性を模索しました。

本展では石橋財団コレクションや国内外の美術館から、ローランサンの作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点、合計約90点を展示します。ローランサンの画業を複数のテーマから紹介し、関連する他の画家たちの作品と比較しつつ、彼女の作品の魅力をご紹介します。

見どころ

1. ローランサンの活動を多角的に紹介
ローランサンは画家や彫刻家だけではなく、文筆家や詩人とも親しく、自作詩も発表していました。さらにはバレエの舞台装置や舞台衣裳のデザインも手がけるなど、幅広い活動をおこなっていました。本展覧会では、キュビスムの画家として活動していた初期から最晩年の大作《三人の若い女》に至るまで、ローランサンの幅広い活動を紹介します。

2. ローランサンと、同時代の芸術家との競演
ローランサンは、同時代の芸術家との交流を持ちながら、画家として活動していました。画業を始めた初期に出会ったジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソをはじめ、藤田嗣治など、同時期にパリで活躍していた画家たちの作品を合わせて紹介します。同時代の画家たちの作品と比べてみることで、ローランサンの作品の特徴をよりよく知ることができるでしょう。

3. 国内外の作品が一堂に
当館所蔵作品35点に加えて、マリー・ローランサン美術館をはじめとする国内14箇所の美術館が所蔵する作品約50点、国外4箇所の美術館が所蔵する作品4点の合計約90点を展示します。


展覧会構成
序 章 マリー・ローランサンと出会う
第1章 マリー・ローランサンとキュビスム
第2章 マリー・ローランサンと文学
第3章 マリー・ローランサンと人物画
第4章 マリー・ローランサンと舞台芸術
第5章 マリー・ローランサンと静物画
終 章 マリー・ローランサンと芸術

マリー・ローランサン プロフィール
マリー・ローランサン プロフィール
マリー・ローランサン(1883-1956)は、パリのアカデミー・アンベールで学び、キュビスムの画家として活動をはじめました。1914年にドイツ人男爵と結婚、ドイツ国籍となったため、第一次世界大戦がはじまるとフランス国外への亡命を余儀なくされました。1920年に離婚を決意して、パリに戻ってくると、1921年の個展で成功を収めます。第二次世界大戦勃発後もほとんどパリに暮らし、1956年に72歳で亡くなるまで制作をつづけました。
(写真)《三人の若い女》を制作中のマリー・ローランサンの1953年頃の写真、マリー・ローランサン美術館

開催概要

会期
2023年12月9日(土)〜2024年3月3日(日)
会場 アーティゾン美術館
住所 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2 Google Map
展示室 アーティゾン美術館 6階展示室
時間
10:00〜18:00(2月23日を除く金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日(1月8日、2月12日は開館)、12月28日−1月3日、1月9日、2月13日
入館料
日時指定予約制(2023年10月10日[火]よりウェブ予約開始)
ウェブ予約チケット1,800円、窓口販売チケット2,000円、学生無料(要ウェブ予約)
*予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットをご購入いただけます。
*中学生以下の方はウェブ予約不要です。
*この料金で同時開催の展覧会を全てご覧頂けます。
URL
【公式サイト】アーティゾン美術館
https://www.artizon.museum/
URL2
【公式サイト】アーティゾン美術館|展覧会詳細ページ
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/561
主催 公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館
後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
担当学芸員 賀川恭子、内海潤也
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同時開催

石橋財団コレクション選(5・4階 展示室)
石橋財団は、19世紀後半の印象派から20世紀の西洋近代絵画、明治以降の日本の近代絵画、第二次世界大戦後の抽象絵画、日本および東洋の近世・近代美術、ギリシア・ローマの美術など現在約3,000点の作品を収蔵しています。5階、4階ではこれらコレクションの中から選りすぐりの作品をご紹介します。

石橋財団コレクション選 特集コーナー展示
野見山暁治(4階 展示室)
野見山暁治(1920-2023)は、長い画業のなかで具象と抽象のあいだを漂う独特の画風を確立しました。特集コーナー展示「野見山暁治」では、石橋財団が所蔵している野見山暁治の作品全7点からその魅力に迫ります。近年新たに収蔵した3点は初公開となります。
https://www.artpr.jp/artizon/nomiyamagyoji2023

広報用画像一覧

  • 画像説明マリー・ローランサン《プリンセス達》1928年、大阪中之島美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《帽子をかぶった自画像》1927年頃、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《シェシア帽を被った女》1938年、ヤマザキマザック美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《手鏡を持つ女》1937年頃、石橋財団アーティゾン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《二人の少女》1923年、石橋財団アーティゾン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《花束》1939年、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《椿姫 第3図》1936年、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《椿姫 第7図》1936年、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《椿姫 第9図》1936年、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《三人の若い女》1953年頃、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明マリー・ローランサン《パブロ・ピカソ》1908年頃、マリー・ローランサン美術館
  • 画像説明《三人の若い女》を制作中のマリー・ローランサンの1953年頃の写真、マリー・ローランサン美術館

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